プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2009年

検知メールで、DDoS攻撃への素早い対処が可能に~「ULTINA Internet DDoS検知・防御サービス」提供開始について~

2009年6月30日
ソフトバンクテレコム株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社は、インターネット上の不正アクセス手法のひとつである分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)の検知、通知を行い、お客さまのサーバとネットワークをDDoS攻撃から守るサービス「ULTINA Internet DDoS検知・防御サービス」を7月1日(水)より提供開始いたします。

DDoS(Denial of Service / Distributed Denial of Service)攻撃は、インターネットに接続されている多数のパソコンやサーバを利用して、攻撃先のWebサイトに対して一斉に大量のパケットを送信し特定のサーバやネットワークに大きな負荷を与えることにより、機能を麻痺させてサービスを利用不能にする攻撃です。特に最近は人気のあるサイトをターゲットにした脅迫などを目的とする「サイバー恐喝」攻撃の被害が増加しています。

DDoS攻撃は、その攻撃の対象となって被害を受けていたとしても正常な通信との区別がつきにくく、DDoS攻撃対策に備えたシステムを自社で構築する場合は、トラヒックの分析・解析のための設備投資や専用人員の確保が必要となります。また、多くの企業はその対策法としてケーブルを抜くなどの物理的な方法を取っているため、業務に支障を来しビジネス上の被害も甚大です。

「DDoS検知・防御サービス」は、ソフトバンクテレコムが提供するインターネットサービス「ULTINA Internet」をご利用のお客さまに対し、DDoS攻撃の検知や検知したことの通知、検知したDDoS攻撃の防御をご提供するサービスです。

ソフトバンクテレコムの「DDoS検知・防御サービス」には次のような特長があります。

1. 検知メールによるDDoS攻撃発生の素早い注意喚起
お客さまにはあらかじめ異常時を想定したトラヒックに関する設定値を決めていただき、その値をもとにソフトバンクテレコムのバックボーンでお客さまのトラヒックを監視します。トラヒックが設定値を超えた場合にはDDoS攻撃に備えられるよう、注意喚起の検知メールをご指定のメールアドレスに送付します。検知メールを送信することで、お客さまはこれまでよりも早い段階でDDoS攻撃を検知し、社内システムを守る対策を取ることが可能になります。
2. アクセス回線の防御方法の選択が可能
お客さまのご希望に合わせ、防御方法のサービスメニューをご用意しています。
(1)ブラックホール機能の提供 攻撃を受けているホストへの全通信のストップ
(2)フィルター機能の提供 特定通信の遮断や、特定サイトのみへの通信を許可するなど、恒久的なフィルターの設定が可能です。
(3)専用機器による
ネットワークの負荷軽減
ソフトバンクテレコムのバックボーンに用意した専用機器Cisco Guard(Cisco Anomaly Gurad モジュール)にお客さまの全通信を経由させ、正常な通信のみをお客さま側のシステムに流すことが可能です。
3. 専用管理Webの提供
お客さまに専用の管理Web画面を提供し、トラヒックの統計解析データを開示することでトラヒックのトレンドを詳細に把握することが可能となります。また、ご希望に合わせてWeb画面をHTMLメールで定期的に配信します。

ソフトバンクテレコムは、お客さまのビジネス課題の解決に向けて最適なICTソリューションサービスを提供することで、お客さまのビジネスのサポートをして参ります。

サービス提供イメージ図

サービス提供イメージ図

トラヒック分析レポートイメージ画面

トラヒック分析レポートイメージ画面

提供料金

  • 初期費用(税込)102,900円
  • 月額費用(税込)105,000円~

「DDos検知・防御サービス」のサービス詳細は、下記をご参照ください。

本件に関するお問合せは下記までお願いいたします。

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