プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2009年

携帯電話用の農業サポートアプリケーションで
工程管理業務の効率化を支援

2009年9月18日
ソフトバンクテレコム株式会社
株式会社ツールズ

ソフトバンクテレコム株式会社と、営業支援、物販、土木・建築などの工程管理用システム開発で多くの実績を持つ株式会社ツールズ(以下、ツールズ)は、このたびパートナー契約を締結し、携帯電話を使って農作業に必要なすべての工程管理ができる農業向けの専用ツール「TOOLS AGRI(ツールズ アグリ)」を、農業法人や、食品加工会社向けに販売開始いたしました。本サービスは、農家ごとに作物栽培の全工程の進捗管理を携帯電話で行う、ソフトバンク携帯電話専用のASP型サービスです。

農林水産省や民間団体などは、近年、食品の安全性が重要視され、消費者はより安全な食品を求める傾向が顕著である中、消費者から信頼性を確保するための取り組みとして、農家への農作物の生産工程管理「GAP(Good Agricultural Practice)※1」の導入を推進しています。「GAP」は、農産物の安全性を確認するために農作業の各工程を記録・点検する「工程管理」によるトレーサビリティ実現の手法で、「GAP」を導入した生産者は、生産履歴記録簿などの、農作業の各工程に関わる多くの管理記録を残さなければならないため、これらの記録作業が負担になっていました。また、農協や食品加工会社なども、管理項目が多くなればなるほど記録をチェックする作業も多くなるため、農作物の安全性の確保と共に、工程管理の効率化が課題でした。

「TOOLS AGRI」は、ソフトバンクの携帯電話専用※2に開発された「工程管理」ソフトで、「GAP」の基本的な管理項目が標準で搭載され、メニュー画面からワンクリックで入力画面を呼び出し、農作業の合間でも工程手順に沿って、撮影した画像・画像情報(EXIF※3情報)・位置情報などの必要事項を簡単に入力することが可能です。また、入力されたデータはパソコンからも閲覧が可能なため、生産者だけではなく、農協や食品加工会社などの管理側とも情報の共有ができるので、すべての管理作業を携帯電話とパソコンで一元管理し、トレーサビリティの実現ができます。一日中農作業で外にいる生産者はこれまでは帰ってから自宅でノートやパソコンで行っていた工程管理を、ソフトバンク携帯電話の農業向け「TOOLS AGRI」に変えることで、農作業の合間でも管理業務ができるようになり、作業全体の飛躍的な効率化が実現できます。

また、「TOOLS AGRI」の機能を利用して、農作業中に携帯電話を使って撮影した畑の様子や作物の情報をQRコードとして出荷物に印刷貼付することで、消費者にダイレクトに食の安全についてアピールすることも可能です。

「TOOLS AGRI」は現在、全国農業青年クラブ連絡協議会(会員数約10,000人)会長である荻原 昌真氏が農場長を務める「有限会社信州ファーム荻原」ほか複数の農業法人の協力のもと、管理者が容易に生産工程を管理できる仕組みづくりや、取引先へ提出する生産管理記録簿の効率的な作成など、実際の業務に照らし合わせ各農家の希望に沿ってカスタマイズできるように、機能強化に取り組んでいます。ソフトバンクテレコムとツールズは今後も、全国の約3,000社の農業法人に対して、「TOOLS AGRI」を使った農作業の工程管理の効率化についてご提案してまいります。

[注]
  • ※1「GAP」は、ヨーロッパやアメリカ合衆国をはじめとした多数の国で、国際的な取り組みとして広がりつつある農作業工程管理手法です。日本でも2004年頃から農林水産省が「生鮮農産物安全性確保対策事業」を開始し、「GAP推進検討会」「GAP全国研修会」の開催を通して産地へのGAP導入を推進しています。
  • ※2「TOOLS AGRI」は次のソフトバンク携帯電話でご利用可能です。
    「824SH」、「831SH」、「930SH」、「AQUOS SHOT 933SH」、「mirumo 934SH」、「935SH」、 「SOLAR HYBRID 936SH」
  • ※3EXIF(exchangeable image file format)は、デジタルカメラ用のファイルフォーマットで、日本電子工業振興協会(JEIDA、現・電子情報技術産業協会)が1995年に規格化したものです。撮影日、シャッター速度、絞り値など、撮影時の各種データを格納することができます。

以上

「TOOLS AGRI」の主な機能

1. お知らせ機能

農協などの管理者が現場の生産者へ害虫情報など作物栽培に必要な情報を「通常」「緊急」に分けてテロップで送信できます。また、情報ごとに送信先を絞ったピンポイント送信も可能です。

2. 工程管理・QR機能

事前にパソコンなどで入力した工程管理項目は、メニューとして携帯電話の待受画面に自動的に表示され、ワンクリックで必要な入力画面を呼び出すことが可能です。管理項目は作物や作業ごとに分類されており、コメントや位置情報と連動した作業写真などを工程手順に沿って簡単に入力することが可能です。コメントと写真はQR機能でQRコードを作成し、出荷物に添付して消費者へ開示することが可能です。

3. スケジュール機能

農機具のレンタル管理のため、使用者と貸し出し予定を共有することが出来るスケジューラー機能です。

4. コミュニティ機能

メンバー間で自由にトピックを立てて意見交換ができるSNS機能です。農家同士で害虫情報を交換したり、食品加工会社や出荷団体などは、ここから必要な作物を呼びかけたりすることができます。

5. 天気情報

待受画面にある専用メニューからYahoo!天気予報でお客様のエリアの天気にピンポイントで接続することができます。または、今までご契約されている天気情報サイトへの接続もできます。

「TOOLS AGRI」工程管理利用イメージ図

「TOOLS AGRI」QRコード作成イメージ図

「TOOLS AGRI」の詳細については、こちらをご参照ください。

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