プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2009年

帯域制御・優先制御が可能なVPNサービスの実現により
クラウド基盤に最適なネットワークサービスを提供~利用帯域が常時確保される「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」の提供を開始~

2009年12月14日
ソフトバンクテレコム株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社は、現在提供している広域イーサネットのVLAN多重サービスに加えて、VPNごとに必要な帯域確保と優先制御の機能を付加することで、安価で信頼性の高いクラウド基盤サービスを実現させる「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」を2010年1月25日(月)より受付開始いたします。

従来のVLAN多重サービスは、複数のアクセス回線を一本の回線に論理的に多重化することによって、回線帯域を有効に活用しネットワーク機器や回線のトータルコスト削減や運用管理の効率化ができるというメリットがありました。その一方で、同一アクセス回線内で他トラフィックの影響を受けることにより、VLANごと、アプリケーションごとの品質確保が十分ではないという問題がありました。

そこで、QoS機能による品質確保を実現する「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」を追加し、下記の特長を活かしたサービスを提供いたします。

  1. VLANごとに最低保障速度を設定することで、それぞれのVLANに必要な帯域を確保することが可能です。

  2. VLANごとにQoS機能を4クラス提供することで、基幹系や情報系など、アプリケーションの利用方法に合わせた優先制御が可能です。

  3. 一本のアクセス回線に複数のVPNをVLANで論理的に多重化して収容するため、ネットワークコストや運用管理の負荷を軽減します。

[注]
  • QoS:重要度や即時性の高いデータを優先・帯域制御する機能

「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」が提供するこれらの機能により、SaaS/ASPなどのクラウド基盤サービスを提供される事業者さまは、各エンドユーザー間のトラフィックの干渉を防ぎながら帯域を確保し、それぞれの契約帯域に応じた料金設定ができるので、高品質で柔軟性の高いアプリケーションサービスのご提供が可能となります。

また、VPNを複数に分割するような大規模なネットワークを構築されるお客さまにとっても、「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」を利用することで、VLAN多重によってセンター拠点の回線に複数のVPNを多重収容し運用の効率化を図りながら、さらにQoS機能を活用して各VPNの必要帯域を確保するハイパフォーマンスなネットワーク構築が可能となります。
ソフトバンクテレコムは、最先端のIT技術を提案し、お客さまのビジネス課題の解決に向けて様々な領域で取り組みを継続してまいります。

「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」ご利用イメージ

「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」ご利用イメージ

「ULTINA Wide Ethernet VLAN多重(帯域制御型)」サービス概要

1. 提供料金

(1)初期費用
3,150円/工事(税込み)
(2)月額利用料金
VLAN多重料金 26,250円/1多重(税込み)

2. 提供回線品目

ソフトバンクテレコムが提供するアクセス回線サービス「Etherコネクト」を始めとした、各種イーサネット回線や、他社イーサネットアクセスにも対応しています。

  • * SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。

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