プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2012年

TISとソフトバンクテレコム、データセンターサービスで協業~ソフトバンクテレコムグループのプサンデータセンターを
TISのDR/BRサービスの一部として提供開始~

2012年10月29日
TIS株式会社
ソフトバンクテレコム株式会社

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下「TIS」)と、ソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:孫 正義、以下「ソフトバンクテレコム」)は、データセンター(以下「DC」)サービスで協業し、韓国にあるソフトバンクテレコムグループのプサンデータセンターを、TISの提供するDR/BR(ディザスタリカバリ/バックアップリカバリ)サービスの一部として、2012年10月29日より提供開始します。

TISは、GDC御殿山をはじめとする国内DC網を中心に、オンプレミス型のシステムインフラの構築・運用からクラウドサービスまで、お客さまのニーズに応じたITインフラサービスを提供してきました。また、ソフトバンクテレコムは、グローバル通信キャリアとして国内および国際ネットワークをベースに、セキュアで高品質なネットワークサービスを展開してきました。今回、両社は双方の強みを生かしてDCサービスで協業していくことを合意しました。

プサンデータセンターは、2011年12月竣工の延べ床面積5,500m²のデータセンターで、ソフトバンクテレコムと韓国の通信事業者KT Corporationとの合弁会社であるkt-SB data service co.Ltdによって運営されています。今回の協業により、TISのGDC御殿山とプサンデータセンターをソフトバンクテレコムの回線で接続することで、TISはDR/BR先の新たな選択肢としてプサンデータセンターを提供することが可能になりました。

背景と課題

災害リスクを想定したIT-BCPへの対応やDR/BRのニーズが高まる中、リスク分散の観点から国外のDC活用も有力な選択肢の一つとなっています。しかし、「ネットワークの安定性確保」、「現地での運用品質の担保」、「時差などによる国内からの対応負荷」が課題になり、実現に踏み出しているケースは多くはありません。

今回、両社は国際的なDR/BR構築・運用の課題を解決する施策として、国内のデータセンターのみならず、日本に最も近くDR/BR先として有効なプサンデータセンターを日本と同じ運用品質でサービス提供していきます。

サービス内容

韓国データセンターサービス(ソフトバンクテレコム)

  • データセンターにおけるレンタルラックの提供
  • サーバー、ネットワーク、ストレージなどの機器手配
  • お客さまごとの手順書に基づく、現地での運用代行

システムインテグレーション/システムオペレーション(TIS)

  • 日本国内からOS、ミドルウエア、アプリなどのインストールの実施
  • DR/BRの要件に合わせたシステム設計、構築、導入支援
  • 日本国内からシステム稼働監視、ログ管理などのオペレーションサービスの提供

ネットワークインテグレーション/アドバンストモニタリング(TIS/ソフトバンクテレコム)

  • DR/BRの要件に合わせた国際・国内ネットワークの設計・運用
  • 日本国内からプサンデータセンターのお客さま機器の個別監視

ヘルプデスクサービス(ソフトバンクテレコム)

  • 24時間×365日のヘルプデスクサービスを日本語で提供
[注]
  • ()内は主な提供会社

プサンデータセンターの特長

地震の心配が少なく、低廉かつ安定した電力が供給される韓国のプサンで、1ラック当たり電力容量3.3kW~6.0kWを標準で用意し、日本と同等の高品質な大規模高集積データセンターを安価で提供しています。ソフトバンクテレコムのスタッフが常駐して管理・運用を行っているほか、ISO9001、ISO20000、ISO27001を取得して、日本基準のセキュリティーや品質管理で運用しています。またソフトバンクテレコムが提供する日韓大容量バックボーンは、東京-プサン間の往復伝送遅延20ms前後を実現し、低遅延の高速で安全な通信環境を提供しています。

今後の展開

今後、両社は協業の次の展開として、TISが自社データセンターで展開しているDR/バックアップパッケージ「システム丸ごと災害対策パッケージ」をプサンデータセンターで提供することを計画しています。同パッケージを利用することで、従来の個別構築と比較して大幅なコスト削減が可能となり、低価格でDR環境の構築が実現できます。

「システム丸ごと対策パッケージ」の詳細については、下記のURLをご参照ください。

TISについて

ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通・サービス、公共、通信など、さまざまな業界で3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまの事業の成長に貢献しています。詳細は下記のURLをご参照ください。

ソフトバンクテレコムについて

ソフトバンクテレコムは、法人向け音声・伝送サービスの提供やモバイルインターネットの本格的な環境整備など、ソフトバンクグループ通信3社のシナジーを生かしたサービスで、お客さまの課題解決や新たなワークスタイル、ライフスタイルの創造を目指すICTソリューションカンパニーです。また、クラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウド」とグローバルサービスの展開によって、経営課題を解決するさまざまなICTサービスを提供し、企業のIT投資やIT資産の最適化を支援しています。詳細は下記のURLをご参照ください。

本件に関するお問合せは下記までお願いいたします。

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
  • SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。