2021年3月期 第3四半期 決算説明会 要旨

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日時 2021年2月4日(木) 午後4時~5時45分
登壇者 ソフトバンク株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮内 謙
ソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長執行役員 兼 CTO 宮川 潤一
ソフトバンク株式会社 取締役 専務執行役員 兼 CFO 藤原 和彦

要旨

決算説明会では、「2021年3月期 第3四半期 連結業績」および「ソフトバンクの成長戦略」について、社長の宮内より説明しました。

1. 2021年3月期 第3四半期 連結業績

  • 第3四半期累計売上高は、前年同期比増収。ヤフー事業と法人事業がけん引。
  • 営業利益は前年同期比6%増、全セグメントで増益。
  • 親会社の所有者に帰属する純利益は、減損損失や金融資産の評価減などの一時要因により前年同期並み。通期は増益予定。
  • 通期業績予想を修正。売上高は5兆1,000億円(期初予想比 2,000億円増)、営業利益は9,700億円(同 500億円増)、親会社の所有者に帰属する純利益は4,900億円(同 50億円増)を予想。期初に見込んでいたコロナ禍によるマイナス影響を、デジタル化および巣ごもり需要のプラス影響が大きく上回った。

2. ソフトバンクの成長戦略

非通信の拡大

① 法人事業

  • 前年同期比8%増収、同21%増益。クラウド、IoT、セキュリティなどのソリューション領域が増収をけん引。
  • クラウドの需要拡大に対応し、2020年12月に都内最大級のデータセンターを開業。
  • 当社法人事業の大きな強みは、ソリューション提供型のビジネス。従来の通信中心・単体売りのビジネススタイルを数年かけて改革。研修によりデジタル人材育成を強化した結果、事業内のデジタル人材比率は21%まで拡大した。企業の抱えるさまざま課題に対し、多様な商材とノウハウで最適な解決策を提案するビジネススタイルを確立したことで、ソリューション領域は年平均成長率15%の高成長領域となっている。
  • 今後は、取引先企業とともにエンドユーザーのデジタル化を推進する「B2B2C」のビジネスモデルを拡大する。グループ内に通信からSNSまで日本最大規模のユーザータッチポイントを持つ強みを最大限に活用。注力領域の一つであるスマートシティ領域では、AI・IoT・5Gを活用した新本社スマートビルを起点に、他企業・他都市へ事業を拡大する。

② 5G

  • 5G・6Gの普及に向け、今後10年で2.2兆円を投資予定。2021年度末に5G人口カバー率90%超を目指し、対応エリアを順調に拡大中。
  • 5Gビジネスの実現に向けた取り組みに注力。2020年8月には(株)SUBARUとともに、5Gを用いた自動運転車のユースケースに関する実証実験に成功。そのほか、複数のパートナー企業と共創を推進。

③ 流通事業

  • 学校における生徒1人1台端末を掲げる文部科学省のGIGAスクール構想の取り組みに参加し、全国200以上の自治体から100万台以上の端末導入を受注。

④ ヤフー事業

  • コマース領域の伸長により前年同期比15%増収、同15%増益。
  • 巣ごもり需要に伴いeコマース利用およびウェブメディア利用が増加。

⑤ PayPay、新領域

  • PayPayの累計登録ユーザー数は2021年1月に3,500万人を突破。当第3四半期の決済回数は5億回を突破。
  • 親会社であるソフトバンクグループの投資先などのさまざまなテクノロジー企業と連携し、日本で新たなユニコーン企業を育成していく。

通信の堅実な成長

  • コンシューマ事業はコロナ禍でも増収を維持、営業利益は堅調に推移。
  • スマートフォン累計契約数は“ソフトバンク”“ワイモバイル”「LINEモバイル」の全ブランドで純増し、前年同期末比8%増。
  • 全ブランドにおいて4G/5G共通の新料金サービスを発表。「SoftBank on LINE」をサービスコンセプトとするオンライン専用ブランドを新たに立ち上げ、コミュニケーションアプリ「LINE」がデータ容量を消費せずに使い放題となる「LINEがギガノーカウント」を3月より提供※1。大容量ブランド“ソフトバンク”ではデータ容量が無制限の「メリハリ無制限」を3月より提供※2。小中容量ブランド“ワイモバイル”は月額料金がずっと変わらないシンプルなスマートフォン向けの新料金サービスを2月より提供。

コスト効率化

  • デジタルツールなどを活用し約4,000人分の業務時間を創出する「デジタルワーカー4000プロジェクト」を推進。開始2年で約2,000人分の業務をデジタル化で置換。
  • 業務委託費の削減により2020年度は95億円削減の見通し。そのほか、2年間で約600人の業務転換を実現し、人件費の増加を抑制。
[注]
  1. ※1
    LINEの有料コンテンツを利用する場合は別途お支払いが必要です。LINEサービス内でギガノーカウントが適用されない場合があります。
  2. ※2
    「メリハリ無制限」は時間帯により速度制御があります。テザリング・データシェアは合計30GBまでとなります。5G対象エリアは限られます。通話従量制のため別途通話料がかかります。