ESG説明会 主な質疑応答
日時 | 2024年2月26日(月) 午後4時~5時15分 |
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登壇者 |
ソフトバンク株式会社 代表取締役 兼 CEO 宮川 潤一 ソフトバンク株式会社 CSR本部 本部長 兼 ESG推進室 室長 池田 昌人 ソフトバンク株式会社 執行役員 人事本部 本部長 兼 総務本部 本部長 兼 Well-being推進室 室長 源田 泰之 ソフトバンク株式会社 財務戦略本部 IR室 室長 藤原 万里子 |
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AIガバナンス委員会の概要は?
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AIは秒単位で進化している。よって、AIガバナンスについては、今決めたものが来年も使えるというわけではない。継続的に進化させる必要があると認識しており、チェック機能を作ることが今回の設置の目的。AIガバナンス委員会には、海外や異業種の外部有識者にも入っていただきたいと考えている。多様な意見を取り入れながら進化し続けるAIガバナンスを目指していく。
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政府がデータセンターや太陽光発電を全国に整備する方針を掲げているが、どのように捉えているか?また、地方にデータセンターを作っても、需要がないのではないかという意見を聞くが、これについてはどのように考えるか。
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私は、「デジタル田園都市国家構想」(デジタル技術を活用して、地域が直面しているさまざまな社会課題を解決し、地域の活性化を加速することを目指す政府の方針)の中の一部の委員会のメンバーとして、政府とも様々に連携している。太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入ポテンシャルは北海道で大きいが、発電した電力を東京に運ぶには、インフラ整備に膨大な時間やコストがかかる。そのため、電力は地産地消であるべきだと考えている。
地方でデータセンターの需要がないという意見については、今回われわれは需要側として北海道にデータセンターを作ることにした。データ利用が多いわれわれが地方に出ていくことで需要を作り出していくことができる。
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次世代社会インフラの構築は、既存の通信関連の設備投資を抑制して実施するのか?構築のための投資と回収のバランスをどう見ているか?
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現在は5Gの設備投資をしているが、次の6Gに向けた設備投資にも備える必要がある。既存の通信事業をおろそかにするつもりはない。生成AIの投資は、中期経営計画で出している年間3,300億円の投資の外数で考えている。事業である以上は、投資の費用対効果があることを確認しながら経営判断している。業績が好転し投資余力も生まれてきたので、生成AIなどに対する投資を増やしていく可能性がある。10年間の長期的な計画の中で、既存の通信事業とのバランスを取ってやっていくつもりなので、ご安心いただきたい。
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