お知らせ 2024年

4年連続で「DX銘柄」に選定

~情報・通信業で唯一の選定~

2024年5月28日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、経済産業省、東京証券取引所および独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)により、「デジタルトランスフォーメーション銘柄2024」(以下「DX銘柄2024」)に選定されましたので、お知らせします。ソフトバンクが「DX銘柄」に選定されるのは、4年連続となります。

DX銘柄は、経済産業省、東京証券取引所およびIPAが、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定するものです。「DX銘柄2024」には344社が応募し、ソフトバンクを含む25社が選定されました。ソフトバンクは情報・通信業において唯一選定された企業となります。ソフトバンクは、社内のDX推進のための人材育成プログラムの提供や、生成AI(人工知能)の適切な利活用を目的としたガバナンスの強化に積極的に取り組む姿勢など、企業のDX支援や社会のDXに向けた新たな取り組みが評価されました。

ソフトバンクは、経営理念である「情報革命で人々を幸せに」の実現に向けて、「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供」という長期ビジョンを、2023年5月に発表しました。この次世代社会インフラの構築に向けて、分散型AIデータセンターやAIとの共存社会を支えるデジタルインフラの構築などに取り組んでいます。また、全ての人がデジタルの恩恵を受ける機会を与えられる「誰一人取り残さない」デジタル社会への貢献を目指し、さまざまな業界のパートナー企業や自治体と連携した取り組みや、ソフトバンクのグループ会社が持つ顧客との接点を生かしたサービスの展開などを行っています。

DXに関する取り組み事例

1. 社会課題の解決を目指す新領域での事業展開

新規事業創出を目的に、2017年に発足したデジタルトランスフォーメーション本部では、医療・ヘルスケア、社会インフラ、保険、小売やスマートシティなどの領域において、共創パートナーと共に事業開発を進めています。2023年12月には、データを活用して自律的に進化し続けるスマートビル「Autonomous Building(オートノマス ビルディング)」の構築に向けて、株式会社日建設計と合弁会社「SynapSpark株式会社」(シナプスパーク)を設立するなど、継続的に新領域における事業を展開しています。

2. 生成AIの取り組みについて

日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)の開発・構築を目指して、LLMの研究開発と生成AI関連のサービス開発、販売、提供を目的とする「SB Intuitions株式会社」(エスビーインテュイッションズ)を設立しました。2024年度内に約3,900億パラメーターのLLM構築を目指す他、約1兆パラメーターのLLM構築を目指して、先進的な生成AI技術の社会実装へ向けた研究開発を進めています。また、2023年5月から、全従業員約2万人を対象に、生成AIをより安全・安心に業務で活用することを目的として、セキュアな環境で構築されたソフトバンク版AIチャット「SmartAI-Chat」を導入するなど、生成AIの活用を積極的に推進しています。

3. AI倫理ポリシーの策定およびガバナンス体制の構築

AIの活用や研究開発に関する基本方針を定めた「ソフトバンクAI倫理ポリシー」に基づき、AI倫理およびガバナンスに特化した「AIガバナンス基本規程」を2023年7月に施行し、AIを用いたサービスの適正な開発や提供、管理、運営の方針を定めて、より安全・安心なAIの活用を推進しています。さらに、客観的で実効性が高いAIガバナンスの実現を目指し、AIに精通した社外有識者なども参加してAIの倫理に係る課題の議論や提言を行う「AI倫理委員会」を2024年4月に設立しました。ソフトバンクの「ソフトバンクAI倫理ポリシー」に関する詳細は、こちらをご覧ください。

「DX銘柄2024」のロゴマーク

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