プレスリリース 2020年
新卒採用選考における動画面接の評価に
AIシステムを導入
~より客観的かつ統一された軸での評価を実現~
2020年5月25日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、新卒採用選考において応募者をより客観的かつ統一された軸で評価することを目的に、動画面接の評価に株式会社エクサウィザーズ(以下「エクサウィザーズ」)と共同開発したAI(人工知能)システムを、2020年5月末から導入します。
ソフトバンクは、応募者の選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減することを目的に、総合職のエントリーシート選考後に実施していたグループディスカッションや集団面接を1月に廃止し、以前からインターンシップの参加者選考で導入している動画面接※1へ変更しました。このたび開発したAIシステムは、インターンシップの選考で提出された動画データと、熟練の採用担当者による評価などをエクサウィザーズの動画解析モデルに学習させることで、新たに提出された動画の評価を自動で算出するものです。AIシステムが合格基準を満たすと判定した動画については合格として次の選考を行い、不合格と判定した動画については人事担当者が動画を確認し、動画面接の合否を最終判断することで選考の正確性を担保します。
このたびのAIシステムの導入により、ソフトバンクは、動画面接の選考作業にかかる時間が約70パーセント削減されることを見込んでいます。これにより創出された時間を、就労体験型のインターンシップの拡充や、求めるスキルを持つ人材へのアプローチなど、応募者とのマッチングを促進するための新たな取り組みに充てていきます。また、2017年5月からIBM Watson※2を活用してエントリーシート選考にかかる時間を約75パーセント削減しています。今後もITの積極的な活用により新たに創出した時間で、応募者とソフトバンクにとって最適で、より戦略的な採用に注力します。
なお、動画面接では応募者との対面での接触が発生しないため、新型コロナウイルス感染症の影響下において、結果的に応募者と社員の安全確保につながりました。動画面接以降の面接については、3月2日からオンライン会議システムを活用し、応募者と面接官が遠隔地から双方向にコミュニケーションを取る形式で実施しており、当面の間はこの形式を継続します。
- [注]
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- ※1事前に設定された質問に対する回答を応募者が動画で提出します。株式会社ZENKIGEN(ゼンキゲン)が提供する動画面接プラットフォーム「HARUTAKA(ハルタカ)」を使用しています。応募者はマイページから「HARUTAKA」にアクセスして、撮影した動画をアップロードします。
- ※2IBMが開発したAI。
- ※1
- IBM Watsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。