プレスリリース 2020年

セキュリティ運用を自動化し、
低コストでサービスを監視できる
「マネージドセキュリティサービス ベーシック」を提供開始

~独自の監視システムによるログ解析や脅威検知、不正な通信の即時遮断に対応~

2020年8月25日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、セキュリティサービス(クラウドプロキシ、ゲートウェイ、SD-WANなど)※1の監視や脅威検知などを低コストで行える「マネージドセキュリティサービス ベーシック」を、2020年8月25日から提供開始しました。「マネージドセキュリティサービス ベーシック」は、SIEM※2とSOAR※3を活用したソフトバンク独自の監視システムにより、お客さまがご利用のセキュリティサービスのログ解析や脅威検知、不正な通信を検知した際の即時遮断などのセキュリティ運用を自動で行う他、月1回のセキュリティレポートなどを提供するサービスです。

マネージドセキュリティサービス ベーシック

サイバー攻撃の手法が多様化・高度化する中で、企業のセキュリティ対策が重要視されており、昨今ではセキュリティサービスの導入だけではなく、導入後の監視などを行うマネージドセキュリティサービスのニーズが高まっています。こうした中、ソフトバンクは、SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)の専門スタッフが、24時間365日体制でお客さまのご利用サービスの監視・分析・対処を行う「マネージドセキュリティサービス」を提供しています。しかし、セキュリティ関連の予算が限られている中小企業のお客さまなどは、コスト面で導入しにくいという課題がありました。

今回新たに提供する「マネージドセキュリティサービス ベーシック」は、米国のセキュリティ企業であるフォーティネットのSIEM(FortiSIEM)をベースに、ソフトバンクが独自に開発した高性能な監視システムによりお客さまのご利用サービスを24時間365日監視するサービスです。この監視システムは、SIEMに加えてSOARを導入しセキュリティ運用を自動化しているため、専門スタッフが常駐する従来の「マネージドセキュリティサービス」より低価格な月額8万9,000円(税抜き)からサービスをご利用いただけます。また、ソフトバンクが各種セキュリティサービスと「マネージドセキュリティサービス ベーシック」をワンストップで提供するため、テレワークの需要増加に伴って、新たにセキュリティサービスと監視・運用の導入を検討している企業や、SD-WAN環境でインターネットブレイクアウト※4を行う際に監視を必要としている企業などに最適です。

「マネージドセキュリティサービス ベーシック」の主な機能

  • 脅威検知

    お客さまがご利用のセキュリティサービスの機器からログを収集し、監視システムの分析エンジンがリアルタイムに解析します。脅威を検知した場合は、重要度判定を行った後、メールなどで速やかに通知します。

  • 自動遮断※5

    ログ解析により不正なドメインやURL、IPなどへの通信を検知した場合、その通信を即時に自動で遮断し、セキュリティリスクを低減します。

  • セキュリティレポート

    監視システムが収集したログをもとに、セキュリティインシデントの傾向や発生状況のサマリーなどのレポートを月1回作成します。

  • ポータルサイト

    脅威の検知状況の確認やログの検索・ダウンロードができる「SIEMポータル」と、サービスの仕様や検知した脅威に関するお客さまからのお問い合わせを受け付ける「カスタマーポータル」をご用意しています。

フォーティネットのプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CMOであるジョン・マディソン氏は、次のように述べています。
「フォーティネットとソフトバンクは、シームレスでセキュアなクラウド対応のSD-WANサービスを全国のお客さまに提供するために協力してきました。今回の取り組みにより、フォーティネットは、ソフトバンクのマネージドセキュリティサービスのポートフォリオの拡大をサポートするとともに、業界をリードする『FortiSIEM』のソリューションを提供できることを誇りに思います。FortiSIEMは、複雑なITエコシステム全体にわたってシームレスな洞察と可視性を提供するソリューションです。AI(人工知能)と脅威インテリジェンスを活用して高度な攻撃を早期に検出し、適切な対応アクションを自動化することで、セキュリティ侵害の発生を阻止することができます。お客さまの重要な課題を解決する、価値の高いサービスの提供にご協力できることをうれしく思います」

「マネージドセキュリティサービス ベーシック」の詳細およびお問い合わせは、サービスページをご覧ください。

[注]
  1. ※1
    「マネージドセキュリティサービス ベーシック」のご利用には、対象となるセキュリティサービスのお申し込みが別途必要です。対象サービスの詳細は、サービスページをご覧ください。
  2. ※2
    SIEM(Security Information and Event Management)とは、さまざまなネットワーク機器やセキュリティ機器のログを一元的に蓄積して解析し、リアルタイムで脅威を検知する管理システムのこと。
  3. ※3
    SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)とは、セキュリティ運用の自動化および効率化を実現する技術のこと。
  4. ※4
    インターネットブレイクアウトとは、本社やデータセンターに通信を集約させず、各拠点からインターネットやクラウドサービスに直接アクセスする構成のこと。
  5. ※5
    自動遮断機能は、ゲートウェイサービスおよびSD-WANサービスが対象です。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。