プレスリリース 2021年

徳之島町とソフトバンクが
「離島における教育課題解決およびSDGs未来都市推進
に関する連携協定」を締結

2021年3月25日
徳之島町
ソフトバンク株式会社

鹿児島県の徳之島町(町長:高岡 秀規)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、「離島における教育課題解決およびSDGs未来都市推進に関する連携協定」(以下「本協定」)を締結しましたのでお知らせします。

徳之島町は、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」をつくり、「まち」の活性化につなげる「地方創生」に向けた取り組みに重点を置いた「第2期徳之島町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、人口減少の抑制および人と自然と産業が共生する躍動感あふれるまちづくりを推進しています。また、2019年7月には鹿児島県内の自治体として初めて内閣府の「SDGs未来都市」※1に選定されました。「あこがれの連鎖と幸せな暮らし」の実現に向けて、経済・社会・環境の統合的な取り組みを推進し、コワーキングスペース「みらい創りラボ いのかわ」を拠点として、住民、島内外企業、大学などとのパートナーシップを構築し「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成を目指しています。

ソフトバンクは、SDGsの達成を重要な経営課題と位置づけ、六つの重要課題を定めています。その一つとして、ICT(情報通信技術)の利活用による地域活性化を柱とする「DX(デジタルトランスフォーメーション)※2による社会・産業の構築」を掲げており、地域活性化に向けて地方自治体や地域の団体、教育機関などとの連携を進めています。ソフトバンクの強みである最先端テクノロジーを活用して、徳之島町におけるSDGsの目標「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献します。

徳之島町とソフトバンクは、両者が有する知見やノウハウ、人的ネットワークなどを町政や事業の展開に生かし、徳之島町が抱えるさまざまな地域課題の解決を目指します。協定内容における「教育・子育て支援の充実」に関しては、島内に大学など高等教育機関がないことや、専門家からの指導が受けにくい地理的事情に起因した教育課題を改善するために、プログラミング教育やICTを利活用した部活動の遠隔指導などに取り組み、学習環境の充実を図ることで、多様な学びの機会創出と教育の質的向上を目指します。「SDGs未来都市推進」に関しては、特別天然記念物や固有の動植物が多数生息する徳之島固有の豊かな自然を次の世代に受け継いでいくために、ICTを活用した環境教育を推進するとともに、「島しょ部の新しいSDGsモデル」として全国のSDGs未来都市と連携した情報を発信していきます。その他、人材育成や育児相談など、ICTの利活用を通して徳之島町が推進する「第2期徳之島町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実現に向けて取り組んでいきます。

1. 締結日

2021年3月25日

2. 協定の内容

  1. (1)
    教育・子育て支援の充実に関すること
  2. (2)
    SDGs未来都市推進に関すること
  3. (3)
    その他、両者が協議により必要と認めたこと
[注]
  1. ※1
    SDGs未来都市:内閣府地方創生推進室がSDGsの達成に取り組んでいる都市を選定する制度のこと。
  2. ※2
    DX(デジタルトランスフォーメーション):データとデジタル技術を活用して、企業や自治体などが戦略やサービス、プロダクト、業務フローなどを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセスなども改革し、競争上の優位性を確立すること。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。