プレスリリース 2021年

ソフトバンク、Alphabetの子会社「Loon」から成層圏
通信プラットフォーム(HAPS)の特許約200件を取得

~HAPS事業の商用化やさらなる発展、HAPS業界の成長に向けて活用~

2021年9月30日
ソフトバンク株式会社
HAPSモバイル株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、米Alphabet Inc.の子会社であるLoon LLC(以下「Loon」)が保有する成層圏通信プラットフォーム(High Altitude Platform Station、以下「HAPS」)に関する特許約200件(特許出願中を含む)を取得することで合意しました。

今回取得した特許は、HAPSのネットワーク技術やサービス、運用、航空機などに関するものです。この取得により、ソフトバンクとその子会社であるHAPSモバイル株式会社(以下「HAPSモバイル」)がすでに保有する、HAPSに関わる独自の特許と合わせると約500件(特許出願中を含む)となり、HAPS業界で最大規模の特許数を保有する企業となります。

ソフトバンクとHAPSモバイルは、HAPSに関する膨大な特許ポートフォリオを活用して、HAPSの商用化に向けた準備をさらに加速させていきます。またソフトバンクとHAPSモバイルは、HAPSエコシステムの実現を目指す業界団体「HAPSアライアンス」※1の創設メンバーとして、HAPSの知的財産権ポートフォリオを活用し、HAPS業界の標準化と相互接続などを推進していきます。

HAPSモバイルとLoonは、2019年4月にHAPSの利用促進のための戦略的関係を結び、さまざまな分野で協力してきました。2020年2月には「HAPSアライアンス」を設立し、成層圏対応の通信機器(ペイロード)の開発などを共同で実施しました。2020年9月には、HAPSモバイルが独自に開発した無人航空機「Sunglider(サングライダー)」の5度目のテストフライトで、成層圏での試験飛行に成功した他、共同開発した通信機器を活用して成層圏からのLTE通信にも成功しました。自律型航空式のHAPSで、成層圏からLTE通信に成功したのは世界で初めての事例です※2

今後、ソフトバンクとHAPSモバイルは、Loonのイノベーションと技術を継承して、HAPSの商用化に向けた取り組みをさらに加速させるとともに、HAPSアライアンスを通じて業界全体の発展に貢献していきます。

[注]
  1. ※1
    2021年9月30日現在、HAPSアライアンスの参画企業・団体数は44社・団体です。
  2. ※2
    2020年10月8日付のプレスリリースをご覧ください。

HAPSモバイル:https://www.hapsmobile.com/ja/
HAPSアライアンス:https://www.hapsmobile.com/ja/haps-alliance/

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • HAPSモバイルおよびSungliderの名称は、HAPSモバイル株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。