プレスリリース 2022年

ソフトバンクと京都府立大学が
5Gなどを活用したSociety 5.0の実現に向けて
包括連携協定を締結

2022年4月1日
ソフトバンク株式会社
京都府立大学

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)と京都府立大学(所在地:京都市左京区、学長:塚本 康浩)は、2022年4月1日に包括連携協定を締結しました。この協定は、両者の人材や物的・知的資源を生かして協力し、5G(第5世代移動通信システム)などの先端技術を活用したSociety 5.0の実現に向けて研究などに取り組むことで、京都府が抱える地域の課題解決や、新たなビジネスモデルの創出に寄与することを目的としています。

ソフトバンクは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を経営の重要事項と位置付け、六つのテーマを重要課題として定めています。その一つとして、5GやAI(人工知能)などの先端技術を活用して、新たな産業の創出や地域活性化などを目指す「DXによる社会・産業の構築」を掲げています。このテーマを推進していくため、地方自治体や地域の団体、教育機関などと連携し、新たなビジネスの創出や地域が抱える課題の解決に向けて取り組んでいます。

京都府立大学は、産学公民一体型の知の創造拠点として、京都の文化や産業の振興・発展に貢献する人材の育成と、最先端の研究成果の発信・府民還元を図ることを基本に取り組んでいます。ソフトバンクの協力の下、キャンパス内に5G環境を早期に整備することで、京都府立大学は5Gの活用のための共創プラットフォームを提供し、研究教育の発展と地域課題の解決に取り組んでいきます。

ソフトバンクと京都府立大学は、この協定に基づいて、京都府立大学の構内や周辺の5G化の促進と、研究内容に応じたセキュアな学内ネットワークの整備を進めます。また、5GやxR※1技術などを活用して、植物を遠隔地からリアルタイムに3D映像で自然観察する研究や、AR映像による屋内の史料の遠隔調査、屋外にある文化遺産の現地調査のライブ中継などの研究に取り組む他、5Gなどを活用した研究テーマを募集する学内のコンペを実施する予定です。さらに、経済産業省が制定したCIP制度※2などの活用による研究成果の事業化や、スタートアップの育成にも取り組んでいきます。

協定の内容

  1. (1)
    5Gなどの先端技術を活用したSociety 5.0の実現のためのイノベーションの創出支援に関すること
  2. (2)
    5Gなどの先端技術を活用したSociety 5.0の実現や研究に必要な学内環境の整備に関すること
  3. (3)
    新たなジョイントベンチャー制度を活用した、研究成果の事業化に関すること
  4. (4)
    その他、各種デジタルインフラ(5Gやモビリティなど)を活用し、府内地域の課題解決や新たなビジネスモデルを創出すること
[注]
  1. ※1
    xR(Extended Reality)とは、VRやAR、MRなどの、仮想世界と現実世界を融合し、新たな体験を創出する技術の総称です。
  2. ※2
    経済産業省が制定した研究促進制度で、大学や企業などが共同で素早く研究開発組織を立ち上げ、研究成果を基に設立したジョイントベンチャーを株式会社として事業化できる制度。
  3. 2022年4月11日に、「植物園内」を「植物」に修正しました。
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