プレスリリース 2023年

ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う
「魔法のプロジェクト」の2023年度の実践研究協力校を募集

~「インクルーシブ教育」をメインテーマに、
障がいの有無にかかわらず子どもたちが共に学ぶための実践研究を実施~

2023年1月19日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一)と東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:杉山 正和)に設置されている寄付研究部門「個別最適な学び研究」は、ICT(情報通信技術)を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト~インクルーシブ教育ICTゼミ2023~」の協力校の募集を、2023年1月19日から開始します。

「魔法のプロジェクト」※2は、特別支援学校や特別支援学級、通常学級に所属する児童・生徒と教員などに、タブレットや人型ロボット「Pepper」※3、スマートスピーカー、電子書籍リーダーなどのICT機器を1年間無償で貸し出し、学校や家庭において活用してもらい、その実践事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年度から開始した「魔法のプロジェクト」では、これまでに延べ700校以上に実践研究にご協力いただいています。

2023年度からは、子どもたち一人一人を対象とした従来の実践研究に加えて、障がいのある子どもたちが将来自立して社会参加できるように、「インクルーシブ教育」をメインテーマに据え、同世代の子どもたちと共に学ぶ際にどのようにICTを活用するかの実践研究に取り組みます。また、特別支援学校などに加えて、教員養成課程を持つ大学も募集対象とする他、2022年度から開始した特別支援教育の教員養成課程を持つ教育機関との連携プログラム※4においては、東京大学先端科学技術研究センター中邑賢龍シニアリサーチフェローの特別講演を加えるなど、プログラム内容をさらに充実させていきます。

「魔法のプロジェクト」では、多様性のある社会を構築する上で、教育現場におけるインクルーシブな環境にICTを活用して、障がいのある子どもがその能力や可能性を最大限に引き出し、生活の基盤を盤石にしていくことを目指します。

1. 目的

最新のICTやさまざまな社会的・人的資源を活用しながら、学習や生活、就労に対して困難を抱える児童・生徒、学生などを支援し、自身の持てる力を引き出します。また、特別支援教育に限定せず、「インクルーシブ教育」にICTを活用する能力を有する教員の輩出と、その実践研究成果を広く普及させることを目的とします。

2. 募集概要

応募資格 日本国内の小中学校・高等学校および特別支援学校で「インクルーシブ教育」に取り組む教員および教育委員会、教員養成課程を持つ大学
募集期間 2023年1月19日~4月6日 午後5時
応募方法・詳細 魔法のプロジェクト」のウェブサイトをご覧ください。
選考結果 2023年4月中旬までに、応募者全員へ通知します。
実践研究期間 2023年4月1日~2024年3月31日
[注]
  1. ※1
    認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。障がいの種別は問いません。
  2. ※2
    「魔法のプロジェクト」の詳細は、こちらをご覧ください。
  3. ※3
    ソフトバンクロボティクス株式会社が運営する「Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジ」の一環として、社会課題解決支援のためにこのプロジェクトに無償貸与される人型ロボット「Pepper」を活用しています。
  4. ※4
    特別支援教育の教員養成課程を持つ教育機関との連携プログラムの詳細は、こちらをご覧ください。
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