プレスリリース 2023年

アーティスト真鍋大度氏の個展「EXPERIMENT」を
清春芸術村と共同で開催

~「EXPERIMENT」への光無線通信と高性能計算機基盤の先端技術を提供~

2023年3月17日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、清春芸術村(山梨県北杜市)と共同で、アーティストの真鍋大度(まなべ・だいと)氏の個展「EXPERIMENT」(期間:2023年4月1日~5月10日)を開催します。ソフトバンクは、今回の個展で、最先端の光無線通信技術や、作品の演算・描画処理に必要な高性能計算機基盤を提供します。

国際的に高い評価を受けているアーティストの真鍋大度氏は、最先端技術の可能性の核をいち早く取り出し、アートの分野で作品化する活動をこれまで続けてきました。ソフトバンクは、テクノロジーがもたらすあらゆる可能性を探究しています。既成概念にとらわれず、新しい表現を開拓し続ける真鍋大度氏の活動に共感し、このたび個展に先端技術を提供します。

歴史ある作品、名だたる建築家たちによる建築が並び、時代とともに生み出されてきたさまざまな表現が記憶されている清春芸術村で、最先端のアートとテクノロジーによる実験を行います。

[注]
  1. 光を利用して無線通信を行う技術。電波よりも高い周波数を活用し、超低遅延かつ大容量の通信を実現することができます。

提供する技術について

今回の展示では、清春芸術村付近と別拠点に光無線機を設置して、超低遅延かつ大容量通信で、8K映像の双方向リアルタイム伝送を実現します。

また、高度な演算処理や描画処理機能を要したサーバーを、ネットワークと併せて低遅延で提供します。

清春芸術村と別拠点の二つの空間、またサーバー内の仮想空間を超低遅延で高速につなぐことで、これまで閉じられていた「空間」という概念を開放します。

光無線通信技術を活用した作品の構成

光無線通信技術を活用した作品の構成

真鍋大度氏からのコメント

技術進歩により未踏の表現領域が開拓され、概念から現実へと移行したアイデアが芸術作品の主題として取り入れられることは、制作者として興奮を覚えます。新たな作品制作の機会は何物にも代えがたいものです。

清春芸術村理事長・吉井仁実氏からのコメント

技術の力はアートの領域において、アート作品の強度を高めアーティストのコンセプトを、より忠実に具現化していく手助けになりえると思っております。真鍋大度EXPERIMENT展は、その思いを確信に変えてくれる展覧会となるでしょう。

真鍋大度個展 - EXPERIMENT - 概要

EXPERIMENTは、真鍋大度による最先端のアートとテクノロジーの実験場です。真鍋は未だ社会には広く普及していない最先端技術の可能性の核をいち早く取り出し、アートの分野で作品化するということをこれまで続けてきました。今回は、超高速通信技術と生命知能の概念を探求する実験、実装を行い、一連の過程をリアルタイムで公開していきます。会期中もアップデートが繰り返され、さまざまな実験プロセスが見られるようになります。アートは社会の変化を予言するエッジに位置します。テクノロジーの変化がもたらす「こうなるであろう」未来像を超え、「望ましい未来」「あるべき未来」を予言する。そんなアートを提供したいと考えています。

[注]
  1. 開催期間や場所、展示内容の詳細は、特設ページでご覧いただけます。
    真鍋大度個展 - EXPERIMENT - 特設ページ
真鍋大度個展 - EXPERIMENT - 特設ページ

清春芸術村について

西に南アルプス、北に八ケ岳、南に富士山を望むこの場所は、そのむかし「清春」と呼ばれていました。

地図にはもう記されていないその土地の名をアーティストの創作と交流の場として蘇らせたのがここ清春芸術村です。

ギュスターブ・エッフェルや谷口吉生、安藤忠雄、藤森照信といった名だたる建築家による建築のほか、春は樹齢100年にもおよぶ老樹の桜群、初夏は藤、夏は新緑、秋は紅葉、冬は白く染まった名峰と、清春芸術村の見どころは所蔵作品だけではありません。

清春のうつろう自然のなかに佇むアートとのふれあいは、鑑賞としてだけでなく、きっと特別な体験となって、こころに記されることをわたしたちは信じ、願っています。

所在地:山梨県北杜市長坂町中丸2072
清春芸術村ホームページ

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