プレスリリース 2023年

ソフトバンク版AIチャットと社内向けITヘルプデスクを
連携させて業務のさらなる円滑化を推進

2023年8月1日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、社内における生成AI(人工知能)の活用を促進する取り組みとして、生成AIと、従業員のOA機器などに関する手続きや疑問に対応するための社内向けITヘルプデスクが持つQ&Aデータを連携させる運用を、2023年7月24日から開始したことをお知らせします。社内の業務関連のデータと連携させて、社内向けAIチャットにいち早く実装することで、生成AIの活用を一層深化させます。

この取り組みは、2023年2月に開始した生成AIの業務利用に続くもので、5月にはソフトバンク版AIチャット「SmartAI-Chat」を約2万人の従業員に導入することで、積極的な活用を進めてきました。

従来の「SmartAI-Chat」は、ベースとなる生成AIサービスの大規模言語モデルに蓄積されたデータや、インターネット上の公開情報を基に回答を作成していました。今回は「SmartAI-Chat」と、社内向けITヘルプデスクのQ&Aデータ(質問数約3万6,000およびそれにひも付く回答)を連携させることで、自社に特化した生成AIの活用を実現します。

この連携により、従業員は生成AIの利用時と同じ感覚で、業務用のOA機器などの利用ルールなどに関する質問や、調べものを行うことができます。これまで検索ワードで行われていた従業員からの質問は、運用開始から約1週間で文章入力により高度化・複雑化しています。今後は、これらのやりとりで得られる新たなデータを基に、正答率の向上や自動対応の高度化を図ります。また、この取り組みで得られた知見を社内のさまざまな業務領域に展開し、業務の効率化を目指します。

今後もソフトバンクは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、生成AIをはじめとする先端テクノロジーを活用し、社会課題の解決に取り組みます。

[注]
  1. ソフトバンクの社内向けITヘルプデスクは、従業員が業務で使用するパソコンや携帯電話および社内システムの利用をサポートするためのシステムです。検索キーワードを入力すると、回答に近いQ&Aのリンクを表示します。
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