プレスリリース 2024年

Cubic Telecomの子会社化を完了

2024年4月26日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、2024年3月6日付で、コネクテッドカーおよびSDCV(Software Defined Connected Vehicles)向けにIoTプラットフォームをグローバル展開するCubic Telecom Ltd.(キュービックテレコム、本社:アイルランド共和国ダブリン、以下「Cubic Telecom」)の株式の51.0%(希薄化後)を取得し、子会社化を完了しましたのでお知らせします。

子会社化の完了に伴い、ソフトバンクはCubic Telecomと、主にアジア太平洋(APAC)の国・地域におけるCubic TelecomのグローバルIoTプラットフォームの営業協力や、新規サービスの開発などの取り組みを開始しました。

これらの取り組みの一つとして、ソフトバンクは本田技研工業株式会社(以下「ホンダ」)と、北米地域・中国を除く世界約70カ国・地域におけるホンダの車両に、ソフトバンクが販売するCubic TelecomのIoTプラットフォームの導入検討を進めることについて、このたび合意しました。今後、ソフトバンクはホンダと、Cubic TelecomのIoTプラットフォームの導入について、検討を進めていきます。

ソフトバンクは今後、「Beyond Japan」という事業方針の下、Cubic Telecomと連携し、SDCVやその他の分野向けのIoT領域で、グローバル規模でのIoTプラットフォームの導入拡大を図っていきます。また、将来的に、このIoTプラットフォームを活用し、ソフトバンクのさまざまなサービスを展開することを目指していきます。

Cubic Telecomについて

Cubic Telecomは、世界190カ国・地域以上で先進的なSDCVとコネクティビティ・ソリューションを提供しています。世界の大手の自動車・農業機械・IoTモビリティメーカーなどとの協力によって、世界で1,850万台の車両で利用され、モバイルインターネットによる毎日10億件のデータ通信を可能にしています。メーカーが世界規模で競争力のある事業を展開するには、各国の規制を順守しながら、それぞれ異なる通信技術を活用した接続が必要であり、複雑な管理が求められます。Cubic Telecomは、90以上のMNO(Mobile Network Operator)と契約し、この複雑さを解消する独自のグローバル・ソリューションを提供することで、各国・地域の固有の条件に適応させ、通信機能が組み込まれた自動車を世界中に展開することを可能にしています。

[注]
  1. 主にインターネットに接続されたソフトウエアを通じて機能を更新することができる車両のこと。Cubic TelecomのIoTプラットフォームは、製造時に車両に組み込まれるため、自動車メーカーはソフトウエア定義型の技術を活用することができます。
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