プレスリリース 2024年
スポーツDXで地域格差の解消を目指す
「B-RAVE ONE Remote Coaching」を実施
~B.LEAGUEや長崎ヴェルカと共に長崎県の離島で中学生がバスケを学ぶ機会を拡大~
2024年12月10日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川潤一、以下「ソフトバンク」)は、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(東京都文京区、チェアマン:島田慎二、以下「B.LEAGUE」)および株式会社長崎ヴェルカ(長崎市、代表取締役社長:伊藤拓摩、以下「長崎ヴェルカ」)と共に、長崎県の五島、上五島、壱岐、対馬の離島の中学生に、スポーツDX(デジタルトランスフォーメーション)でバスケットボールを学ぶ機会を拡大する「B-RAVE ONE Remote Coaching(ビーレイブワン・リモート・コーチング)」を実施しています。この取り組みに参加した離島の中学生が練習の成果を披露する島対抗トーナメントを、2025年1月3日と4日に行います。なお、ソフトバンクとB.LEAGUEによるバスケットボール競技者支援の取り組みは、スポーツ庁の「令和6年度『Sport in Life推進プロジェクト(スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業)』」として採択されており、この取り組みはその委託事業の対象になっています。
「B-RAVE ONE Remote Coaching」では、ソフトバンクのスポーツ支援サービス「AIスマートコーチ」などでオンライン指導の機会を提供する他、バスケットボールの試合のプレー成績(スタッツ)※1を簡単に記録・蓄積できるウェブサービス「MY試合記録」を活用して、生涯にわたってバスケットボールに取り組むきっかけづくりを行います。
ソフトバンクは今後、静岡県でもB.LEAGUEおよび株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ(静岡市、代表取締役社長:松永康太、以下「ベルテックス静岡」)と協力し、静岡市の地域クラブ活動「シズカツ」を通して、子どもたちの自発的な練習や運動の習慣化をスポーツDXで促進する支援を実施します。
「B-RAVE ONE Remote Coaching」の概要
「B-RAVE ONE Remote Coaching」は、B.LEAGUEが推進する社会的責任活動プロジェクト「B.LEAGUE Hope(B.Hope)」と長崎ヴェルカが推進する社会的責任活動プロジェクト「VELCARES(ヴェルケアーズ)」および「B-RAVE ONE」の取り組みの一環として実施するものです。離島では物理的な距離があることから、教育や経験の格差などの課題を抱えています。過疎地域では少子化により廃部や部活動の維持が困難な状況となっており、スポーツの体験のみならず「子供たちが夢を持ち、努力し、学ぶ機会」が減少している現状があります。この課題を解決するため、練習や指導を受けられる機会をスポーツDXで拡大することで、子どもたちがバスケットボールを通して学びを深めることができる環境の構築を目指します。
1. 実施内容
- 「AIスマートコーチ」のお手本動画を使ったバスケットボールのスキルトレーニング
- オンラインでのリモートコーチング
指導者:長崎ヴェルカの選手(#1 松本健児リオン、#4 狩俣昌也、#14 高比良寛治、#99 川真田紘也)、ゼネラルマネージャー、アシスタントゼネラルマネージャー - 「MY試合記録」を使ったスタッツ記録と指導
- 長崎ヴェルカの代表取締役社長・伊藤拓摩による対面指導(クリニック)
2. 参加者
長崎県の離島(五島、上五島、壱岐、対馬)にある中学校(各島3~6校)の1、2年生
3. 実施期間
2024年11月4日~2025年1月4日
- 1月3日:トーナメント決戦
- 1月4日:1on1最強決定戦
「B-RAVE ONE Remote Coaching」実施の様子

ソフトバンクが提供するスポーツ支援サービスについて
「AIスマートコーチ」の概要
「動画で学ぶ、撮影する、比較する、振り返る」を通して運動のスキル向上と、生徒の主体的・協同的な学びをサポートするアプリです。このアプリでは、スマートフォンで撮影した動画と、お手本となる動画のフォームを並べて比較することで、自分のどこが違っているのか、改善すべき点を視覚的に把握することができる他、AI(人工知能)による骨格解析では、映像だけでは分かりにくい腕や脚など骨格の動きが確認できたり、マッチ度判定で理想のフォームとの差を確認したりすることもできます。「AIスマートコーチ」の詳細は、こちらをご覧ください。
「MY試合記録」の概要
バスケットボールのスタッツを記録・蓄積できるウェブサービスです。選手やチームごとにスタッツを記録できる他、大会運営者などが記録した試合結果を読み込むことで、スタッツを蓄積していくことができ、小学生から社会人まで生涯にわたるスタッツを確認できるようになります。ソフトバンクは今後、公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)と連携して、「MY試合記録」の活用を推進していきます。「MY試合記録」の詳細は、こちらをご覧ください。
「MY試合記録」の操作画面

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- ※画像はイメージです。実際と異なる場合があります。
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「シズカツ」での取り組みの概要
「シズカツ」は、部活動に代わる新たな受け皿として、静岡市が創設の準備を進めている地域クラブ活動で、バスケットボールの他にダンスなどのスポーツ指導を行っている「ベルテックス静岡」が「シズカツ」の実証業務の事業者に選定されています。「シズカツ」の一環として、ソフトバンクはB.LEAGUEおよび「ベルテックス静岡」と共同で、静岡市の中学生を対象とした「ブレイキン」(ダンス)の体験会を11月22日から実施しています。体験会は全10回のプログラムで、ソフトバンクは、参加者が意欲的かつ効率的に習熟度を高めていけるように、自宅などで自主練習に取り組むことができるコンテンツを「AIスマートコーチ」で展開します。参加者は、2月22日の「ベルテックス静岡」のホームゲームのハーフタイムショーで練習の成果を披露します。この「部活動の地域展開」の取り組みを通して、子どもたちが自身の興味関心や志向に応じて選択できる多様な活動場所を地域に創出することで、将来にわたって子どもたちの運動機会を確保することを目指します。
- [注]
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- ※1フリースローやアシスト、リバウンドなどのプレーの成績。
- ※1
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。