プレスリリース 2025年
ソフトバンクのデータサイエンティストが
Kaggle主催のコンペティション「Eedi - Mining
Misconceptions in Mathematics」で金メダルを獲得
2025年1月24日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、世界最大のAI(人工知能)コンペプラットフォーム「Kaggle(カグル)」主催のコンペティション「Eedi - Mining Misconceptions in Mathematics」(以下「本コンペティション」)で、ソフトバンクのAI戦略室 AI&データサイエンス統括部 AIシステム開発部に所属するデータサイエンティストの荻野聖也(おぎの・まさや)のチームが第7位となり、金メダルを獲得しましたのでお知らせします。また、荻野は本コンペティションで通算3枚目の金メダルを獲得したことにより、「Kaggle」に参加する20万人超のうち上位0.1%にランクインしています。(2024年12月20日時点)
本コンペティションは、生徒が数学の問題で誤答をした際の背景にある理由を大規模言語モデル(LLM)によって明らかにし、その性能を競うものです。このたび、本コンペティションに参加した1,446チームの中で第7位となり、チームで金メダルを獲得しました。ソフトバンクは、テキスト分析、チャットボットなどの自然言語処理技術やLLMを応用したAIシステムの開発を推進しており、本コンペティションで得られた知見や経験を基に、より高度なAIシステムの実現を目指します。
ソフトバンクの荻野聖也は、次のように述べています。
「チームメンバーの皆さんに心から感謝申し上げます。本コンペティションは、リーズニングタスク(理由付けを行うタスク)・リトリーバルタスク(文書検索をするタスク)と呼ばれるもので、LLMを利用してそれぞれの精度を高めていく必要がありました。LLMを学習させるためにデータを整備することや、数百億パラメータークラスの巨大なモデルを軽量・高速化し、限られたリソースで学習・推論させることなどの難しさがありました。未知のデータに対しても頑健な予測を行えるように学習させたことや、高速化に加えて複数のモデルを組み合わせること(アンサンブル)などにより、精度を向上できた点が金メダル獲得の要因だと考えています。本コンペティションで得られた知見を業務に還元しつつ、『Kaggle Grandmaster』を目指して、引き続き技術研さんに励んでいきます」
ソフトバンクは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を経営の重要事項と位置付け、六つのテーマを重要課題として定めています。その一つとして、5G(第5世代移動通信システム)やAIなどの最新のテクノロジーを活用した「DX(デジタルトランスフォーメーション)による社会・産業の構築」を掲げています。AIを応用した新しいソリューションの開発やビジネスの変革を強力に推進するとともに、優れたAIの技術者の育成を引き続き推進していきます。
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