「テクノロジーの新潮流。今、世界が動きだす。」をテーマに、ソフトバンクとして最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2023」が、10月3日（火）～6日（金）に開催。ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役 会長兼社長執行役員の孫正義をはじめ、ソフトバンク株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一などソフトバンクの役員による基調講演の他、最先端テクノロジー企業のキーパーソンたちによるプレゼンテーションが行われました。また、DXやAIの活用事例を紹介した展示会場には、多くの来場者が訪れました。
初日にはオンラインでの特別企画として、NewsPicksとのコラボ企画番組の配信を実施。ソフトバンク株式会社 取締役会長の宮内謙などソフトバンクの幹部が出演し、本イベントをオープニングから盛り上げました。
孫正義 講演「AIが全人類の叡智を超える時代は間近。われわれはどうすべきか、今こそ考えるとき」
登壇した孫は、AIがほぼ全ての分野で全人類の叡智を超えるAGI（Artificial General Intelligence）の時代が今後10年以内にやってくるとし、世界のありとあらゆる産業に影響を与えると説明。さらにその10年後にはAGIの1万倍の処理能力を持つASI（Artificial Superintelligence）の世界がやってくるとし、「そのような世界で、われわれは、企業はどうすべきか、考えるときが来た。今すぐ行動すべきでしょう。強い願望が人類の未来をAGIとともに作る。テクノロジー国家の日本よ、目覚めよ」と熱く呼びかけました。
後半にはAIの進化を支えるソフトバンクグループの中核企業Arm CEOのレネ・ハース氏によるプレゼンテーションが行われ、その後に両者が対談。「なぜArmは消費電力に優れているのか」「AGIの時代が来ると、企業や人の働き方はどう変わるか」などのテーマについて語り合いました。
詳しくは、ビジネスブログ 「Future Stride」でレポートしています。
宮川潤一 講演「想像力と想いでAI共存社会を実現しよう」
宮川は、「AI共存社会に必要なインフラ」をテーマに、第4次産業革命のさなかにある日本企業の在り方や、ソフトバンクが取り組む次世代社会インフラの構築について講演しました。
AI自らが判断し、社会全体を最適化する時代がやってくるとし、その準備のためには、膨大なデータや電力を日本全国で分散処理できる構造と再生可能エネルギーの開発が必要であることを強調。
AIとの共存社会に向けてすでに動き出している海外企業の例を説明した上で、「想像力こそが未来の常識を作っていく。日本の中でも、AIによって変動する社会を原動力とするような企業が誕生することを願っています。ソフトバンクも取り組みを加速し、皆さまの『想い』をかき立てられるよう貢献していきます」と呼びかけました。
詳しくは、ビジネスブログ 「Future Stride」でレポートしています。
宮内謙 講演「身近な存在になってきた生成AIや情報革命はさらなる進化へ」
今回は特別コラボ企画として、NewsPicksの人気オンライン番組「NewSession」の特別編がSoftBank World 2023に登場。3つのセッションそれぞれにソフトバンクの幹部が出演し、NewsPicksならではの視点でソフトバンクの裏側を深堀りしました。
「イノベーション解体新書 〜宮内会長が語るソフトバンクの歩みと進化〜」では、立教大学ビジネススクール教授の田中道昭氏と宮内が対談を実施。「ソフトバンクとイノベーション30年史」をテーマに、「インターネット」「モバイル」「デジタルプラットフォーム」のキーワードを通じて、ソフトバンクが切り開いてきたイノベーションとテクノロジーの過去と現在を分析。さらには、「ソフトバンクが描くイノベーションの未来」をテーマに、ビジネスにおける生成AIの活用や開発の意義、ソフトバンクの優位性、そしてビジネスへの影響や可能性について語りました。
詳しくは、ビジネスブログ 「Future Stride」でレポートしています。
SoftBank World 2023 開催レポート
（掲載日：2023年10月6日、更新日：2023年10月26日、2023年10月27日）
文：ソフトバンクニュース編集部
SoftBank World 2023 公式サイト
SoftBank World 2023の講演は、一部を除き、公式サイトからオンデマンド視聴可能です（2023年11月10日まで）。
