障がい児の学習・生活支援を行う
「魔法のプロジェクト2016 ~魔法の種~」協力校決定~特別支援学校、特別支援学級および通常学級など70校に
携帯情報端末合計172台を貸し出し~
2016年4月15日
東京大学先端科学技術研究センター
ソフトバンク株式会社
株式会社エデュアス
東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:神崎 亮平)、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙)、ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 宏明)は、携帯情報端末を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2016 ~魔法の種(たね)~」※2の協力校70校を決定しました。ご協力いただく特別支援学校、特別支援学級および通常学級に所属する児童・生徒などと教員・特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学生または大学院生を2人1組にした77組に、2016年4月から2017年3月末までの1年間、計172台のスマートフォンやタブレットを無償で貸し出し、学習や生活の場で活用いただきます。
本プロジェクトは、携帯情報端末を校内での学習の場や、校外での家族とのコミュニケーションなど、生活の場でご活用いただき、その具体的な事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年から東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが行ってきた一連の「魔法のプロジェクト」※3を発展させたもので、今年度は初めて、特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学・大学院も協力校として採択し、大学生または大学院生と臨床研究に協力する障がい児にも携帯情報端末を貸し出します。また、教職課程を履修中の学生やその指導者を対象としたセミナーも実施予定で、ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を効果的に実践できる教員の早期育成を目指します。
今後は、地域ごとのセミナーなどの啓発活動を通じて、携帯情報端末の具体的な事例などを紹介する予定です。また、専用動画サイト「魔法チャンネル」で、これまでのセミナーの様子や、過去の事例などを紹介しています。
専用動画サイト「魔法チャンネル」
「魔法のプロジェクト2016 ~魔法の種~」協力校
ご応募いただいた特別支援学校、特別支援学級および通常学級や特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学・大学院などから、本プロジェクトの事務局が選考した以下70校(障がい児と教員または臨床研究を行う大学生または大学院生を2人1組にした77組)にご協力いただきます。
北海道 | 岩見沢市立明成中学校、北海道岩見沢高等養護学校 |
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青森県 | 青森県立青森聾学校 |
宮城県 | 仙台市立五城中学校 |
秋田県 | 秋田県立秋田きらり支援学校 |
茨城県 | 茨城県立勝田特別支援学校 |
栃木県 | 栃木県立足利特別支援学校 |
千葉県 | 千葉県市川市立塩焼小学校、印西市立滝野小学校 |
東京都 | 町田市立南つくし野小学校、世田谷区立希望丘小学校、目黒区立中目黒小学校、東京学芸大学附属特別支援学校、東京都立南花畑特別支援学校、葛飾区立梅田小学校、目黒区立五本木小学校、八王子市立第四小学校、葛飾区立住吉小学校、葛飾区立二上小学校、狛江市立緑野小学校、東京都立八王子東特別支援学校、国立大学法人 東京学芸大学大学院教育学研究科 特別支援教育専攻 |
神奈川県 | 神奈川県立相模原中央支援学校、神奈川県立津久井養護学校、横浜市立綱島東小学校、川崎市立川中島小学校 |
富山県 | 国立大学法人 富山大学 人間発達科学部、富山大学人間発達科学部附属特別支援学校 |
福井県 | 福井県立福井東特別支援学校 |
長野県 | 長野県稲荷山養護学校 |
岐阜県 | 岐阜県立揖斐特別支援学校、岐阜県立岐阜希望が丘特別支援学校 |
京都府 | 京都市立桃陽総合支援学校、京都市立横大路小学校、京都市立羽束師小学校 |
大阪府 | 大阪府立東大阪支援学校、大阪府立寝屋川支援学校、大阪府立和泉支援学校、桃山学院大学社会学部社会福祉学科 |
兵庫県 | 伊丹市立伊丹特別支援学校 |
和歌山県 | 和歌山県立みくまの支援学校 |
島根県 | 松江市立意東小学校、津和野町立津和野小学校 |
広島県 | 広島市立広島特別支援学校、広島市立城山中学校 |
山口県 | 山口県立周南総合支援学校 |
香川県 | 坂出市立東部小学校、香川県立高松養護学校、香川県立善通寺養護学校 |
愛媛県 | 国立大学法人 愛媛大学大学院教育学研究科 特別支援教育専攻 |
高知県 | 高知県立日高養護学校、高知県立高知若草養護学校、高知県立山田養護学校 |
福岡県 | 北九州市立小倉総合特別支援学校 |
佐賀県 | 佐賀市立本庄小学校、武雄市立北方中学校 |
長崎県 | 長崎市立銭座小学校、長崎市立蚊焼小学校 |
熊本県 | 熊本市立楡木小学校 |
大分県 | 大分県立別府支援学校、大分県立日田支援学校、大分県立聾学校、大分県立別府支援学校石垣原校、大分県立宇佐支援学校、大分県立別府支援学校鶴見校、大分県立臼杵支援学校 |
鹿児島県 | 鹿屋市立寿小学校 |
沖縄県 | 沖縄県立大平特別支援学校、沖縄県立泡瀬特別支援学校、沖縄県立那覇特別支援学校 |
東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンクおよびエデュアスは、今後も携帯電話やタブレットをはじめとした携帯情報端末の活用により、障がい児の社会参加の機会促進を目指していきます。
- [注]
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- ※1認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。
- ※2「魔法のプロジェクト2016 ~魔法の種~」の開始については、2016年1月21日にプレスリリースを実施しています。
- ※3携帯電話を活用した障がい児の学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」(2009年度実施)、iPadを活用した障がい児の学習支援「魔法のふでばこプロジェクト」(2011年度実施)、支援を学習の場だけでなく生活の場に広げた「魔法のじゅうたんプロジェクト」(2012年度実施)、これらのプロジェクトの集大成として行った「魔法のランププロジェクト」(2013年度実施)、特別支援学校、特別支援学級の障がい児に加え、初めて通常学級の発達障がい児も対象にした「魔法のプロジェクト2014 ~魔法のワンド~」(2014年度実施)、個々の児童・生徒の特性に合わせた支援を強化した「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」(2015年度実施)。
- ※1
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