プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2006年

~SOHO勤務成功の鍵は、「能動的な姿勢」「気遣いと感謝」~日本テレコム「テレコム社員のSOHO実践日記」ブログ結果報告

2006年2月8日
日本テレコム株式会社

日本テレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:倉重 英樹)は、2005年7月より新たに導入したSOHO型勤務※1で業務を行っている社員3名による実践記録を2005年11月よりブログに公開してまいりましたが、2006年2月1日の終了に伴い、その結果をまとめましたのでご報告いたします。

今回は2005年7月からSOHO型での勤務形式で業務をすることになった社員3名が、新たな制度をどのように受け入れ、どのように自分なりの勤務スタイルを確立していったかをブログ上で公開してきました。

今回のブログを通じて判明したことは、SOHO勤務の成功の鍵は、「能動的な姿勢」や「気遣いと感謝」※2です。SOHO型の勤務をする場合には、ICT技術を利用した環境を整備すれば、業務を行う上での支障はありませんが、同じ職場の社員同士でいる場を共有しないため「雰囲気を察知する」「ちょっとした相談をする」「雑談をする」などのノンバーバル、インフォーマルなコミュニケーションは難しくなります。

具体的に執筆者からは、「普段気軽に話す機会が少なくなるだけにちょっとしたことを尋ねたり、相談する機会が少なくなり、一人で悩んでしまうことがあったが、途中からこの状況を変えるのは自分の責任でもあると考えて、能動的に困っていることをきちんと伝えたり、報告・連絡・相談を徹底するなどした」という「能動的な姿勢」についての気づきや、「特別な用事が無くてもちょっとした電話をいただける気遣いが嬉しい」、「仕事を依頼されたとき、間違いなく完了させるのは当たり前のことだけれど、それでも『ありがとう!』と感謝されるとうれしい。特にSOHO勤務で普段気軽に話す機会がない立場なので余計にそう感じるし、そうすると、『次回も期待以上にがんばろう!』と思えてくる」という「気遣いと感謝」についてのコメントがありました。

このように、実際にSOHO型で働くということは、オフィスという同じ場所で勤務する時は意識せずにできていたコミュニケーションを意識的に行う必要があり、「能動的にコミュニケーションを取る姿勢」や社員間・上司との間での「気遣い・感謝」の気持ちを表すコミュニケーションが重要であることが、執筆者とその上司の声から確認されました。

日本テレコムでは主に完全在宅勤務の形をとるSOHOのほか、全社員を対象としたテレワーク制度を導入するなど、ICT技術を利用することでこれまでになかった多様な勤務形態ニーズへ対応できるワークプレイスを完備しております。今後は、マネジャー職種の社員向けに、様々なワークスタイルを実践する社員へのマネジメントに関する研修プログラムの策定も計画しており、SOHO勤務者のニーズをヒアリングした上で、SOHO勤務者同士が、そのノウハウや業務に役立つコミュニケーション方法を共有できるようなコミュニティ作りなども検討しております。

ICTインフラは企業活動において、ますます必要不可欠なものになっていく一方、多くの企業で、多様化する社員のワークスタイルニーズに対応するため、また企業内のナレッジの最大化を図るために、ICTを活用した多様な働き方・制度の導入が見込まれます。日本テレコムは、ICTソリューションカンパニーとして、自ら提供するサービスを活用することで、社員の多様な「ワーク・ライフバランス(仕事と私生活の調和)」のあり方を尊重し、先駆的で柔軟性のある新しいワークスタイルを実践し提案してまいります。

以上

  • ※1日本テレコムのSOHO型勤務
    2005年7月より、自宅を主な勤務場所とする、あるいは訪問する顧客先に直接、自宅から直行直帰する「SOHO型」の勤務形態を導入しました。全社員対象のテレワーク制度(2005年1月導入)もあり、日本テレコムの社員は、上長の許可を元に、時間や場所を問わず、テレワークできる環境を整えております。
  • ※2報告詳細については、別紙をご覧ください。

日本テレコムのこれまでのブログへの取り組み

日本テレコムは、新しいライフスタイル・ワークスタイルの創造を目指して、社員モニターを対象に、自宅ブロードバンド、公衆無線LAN、遠隔監視カメラ、メッセンジャーなどのICT技術(Information & Communication Technology)と、人事制度を活用した「ライフスタイリスト」トライアル(2004年12月~2005年3月)や、「次世代育成支援対策推進法」への支援策を活用した子育て記録(2005年4月~2005年9月)などをブログで公開してきました。また、「採用担当者のActive Report」ブログ(2004年11月~2005年3月)も公開し、就職活動中の学生へ採用担当者の視点からタイムリーな社内情報を積極的に公開することで読者からは高い評価を受けました。

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