お知らせ 2024年

ネイチャーポジティブの実現に向けて
「TNFD Adopter」に早期登録

2024年2月21日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下「TNFD」)が2023年9月に公表した開示提言を採用する企業として、早期に「TNFD Adopter」※1に登録しました。「TNFD」は、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価して、開示するための枠組みを構築する国際的な組織です。ソフトバンクは今後、TNFDの開示提言で示された情報開示フレームワークに基づき、自社の企業活動が自然資本などに与える影響について情報開示を進めていきます。

ソフトバンクは、持続可能な企業経営の観点から、生物多様性保全の重要性を認識し、自社の事業活動が生態系に及ぼす影響を低減させることをマテリアリティ(重要課題)の一つと捉えています。ソフトバンクは、国際社会が目指すネイチャーポジティブの実現を支持し、土地開発による生物多様性への悪影響の軽減をKPI(Key Performance Indicator)に設定しており、生物多様性の重要地域に基地局などの通信設備を設置した面積以上の土地に対して、植樹などの森林保全に取り組む活動を2023年9月から行っています※2

TNFDベータ版のフレームワークに準じた情報開示は、2023年6月に開始しています。今後は、TNFDが提唱するLEAPアプローチ分析※3のブラッシュアップによる対象範囲の拡充など、生物多様性に対する影響評価をさらに進めて、生態系に及ぼす影響の低減に努めるとともに、積極的な情報開示に取り組んでいきます。

[注]
  1. ※1
    TNFDの提言に沿った開示を、2025年度もしくは2026年度までに行うとした企業・団体です。2024年1月10日までに登録した企業は、2024年1月にスイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で早期採用者として公表されており、ソフトバンクが「TNFD Adopter」に登録したこともダボス会議で公表されています。
  2. ※2
    詳細は、2023年10月13日付のお知らせをご覧ください。
  3. ※3
    TNFDが情報開示に向けて提唱した、自然関連リスクと機会の管理のための統合的な評価プロセス。