お知らせ 2024年

TNFDの情報開示フレームワークに基づいた
情報開示について

2024年6月28日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下「TNFD」※1)が発行したTNFD最終提言で示された情報開示フレームワークに基づき、自社の事業活動が自然資本などに与える影響について情報を開示しました。

ソフトバンクは、持続可能な企業経営の観点から、生物多様性保全の重要性を認識し、自社の事業活動が生態系に及ぼす影響を低減させることをマテリアリティ(重要課題)の一つと捉えて、土地開発による生物多様性への悪影響の軽減をKPI(Key Performance Indicator)に設定するなど、ネイチャーポジティブの実現に取り組んでいます。2024年2月には、TNFDの提言に沿った情報開示を行う意思を表明するために「TNFD Adopter」に早期登録を行いました※2

今回の情報開示においては、サステナビリティレポートなどですでに開示しているTNFDベータ版に準じた情報開示を基に、TNFDが提唱するLEAPアプローチ※3やシナリオ分析※4を用いて自社の自然関連の依存・影響、リスク・機会の分析を行いました。これにより、自社の事業活動が自然資本などに与える影響をより多角的に伝える内容になっています。

ソフトバンクは、今後も自社の事業活動によって生態系に及ぼす影響の低減に努めるとともに、ネイチャーポジティブの実現に向けて積極的な情報開示に取り組んでいきます。

Taskforce on Nature-related Financial Disclosures

TNFD提言に基づく情報開示

[注]
  1. ※1
    TNFD:自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価して開示するための枠組みを構築する国際的な組織。
  2. ※2
    詳細は、2024年2月21日付のソフトバンクのお知らせ「ネイチャーポジティブの実現に向けて「TNFD Adopter」に早期登録」をご覧ください。
  3. ※3
    LEAPアプローチ:Locate(発見)、Evaluate(診断)、Assess(評価)、およびPrepare(準備)の4つのアクションの頭文字をとった言葉で、自然との接点、自然との依存関係、インパクト、リスク、機会など、自然関連課題の評価のための統合的なアプローチ。
  4. ※4
    シナリオ分析:リスクの影響度を評価する際に用いる不確実性への対応を高める手法。