お知らせ 2025年

「日経Smart Work大賞2025」の
テクノロジー活用力部門賞を受賞

2025年2月4日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、働き方改革を通して持続的に成長する先進企業を選ぶ「日経Smart Work大賞2025」の、テクノロジー活用力部門賞を受賞しましたのでお知らせします。

「日経Smart Work大賞」は、株式会社日本経済新聞社が全上場企業、有力非上場企業を対象に実施した「日経サステナブル総合調査 スマートワーク経営編」をもとに、外部審査委員会(委員長、清家篤日本赤十字社社長)が人材を最大限活用するとともに、人材投資を加速させることで、新たなイノベーションを生み出し、生産性を向上させ、企業価値を最大化させることを目指す経営力を総合的に審査して、次世代をリードするエクセレント・カンパニーとして選出しています。大賞以外に審査委員特別賞を授与している他、人材活用力、人材投資力、テクノロジー活用力、中堅企業の各部門賞を設けています。今回の調査は2024年5~7月に実施され、830社(うち上場企業774社)が回答しました。

ソフトバンクは、2019年に審査委員特別賞を、2021年にテクノロジー活用部門賞を、2022年にイノベーション力部門賞を、そして2023年には最高評価である大賞を、2024年に人材活用力部門賞を、それぞれ受賞しました。

受賞理由(「日経Smart Work大賞2025」の発表文から抜粋)

「総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸となる3部門の『人材活用力』『人材投資力』『テクノロジー活用力』はいずれも最高水準の『S++』でトップクラスだった。社内で実施する生成AIコンテストの参加率が高く、多数の提案や特許出願につなげている。また、携帯電話事業のコールセンターのサービスで、メニュー選択や本人確認をAIで自動化する取り組みも、テクノロジー活用の先進的な取り組みと高く評価された。テクノロジー活用に関する記者評価も高かったことからテクノロジー活用力部門での授賞となった」

ソフトバンクの主な取り組み

  • 全社員約2万人を対象に生成AI(人工知能)を導入し、業務効率化や新規事業開発などで活用。AIガバナンス推進室を設け、学習コンテンツやメルマガなど、啓発から実装までをフォローアップ。各種社内規程やガイドライン、チェックリストなどを活用しガバナンス体制を構築し、社内のポータルサイトに相談窓口を設置するなど、攻めと守りの体制を構築。
  • ソフトバンクグループで実施する生成AI活用コンテストでは累計提案件数19万件、優勝賞金1,000万円など、国内でも類を見ない規模で推進(2024年12月現在)。日常業務での活用例として、法人営業部門では現場社員が発案した営業向け生成AIアシスタントを数千人が利用。2023年度下期~2024年度上期の1年間で、約8.7万時間分の業務を削減。
  • コールセンターで、問い合わせ内容の確認や本人確認などをAIで自動化。お客さまの声をAIが認識し、自動で問い合わせ内容の確認や本人確認、内容に応じたオペレーターへの振り分けを行う。お客さまとオペレーターの会話を、AIがリアルタイムでテキスト化し、自動的に要約し登録することで業務効率化や対応品質向上を実現。また、オペレーターの通話音声からリアルタイムにストレスを把握する仕組みを整備して、高ストレスのオペレーターに対して休憩を促す他、メンタルケアを目的とした面談を実施。
  • 携帯電話サービスの通信品質向上プロセスでビッグデータやAIを活用し、「つながりやすい」ネットワークを実現。ネットワークと携帯端末の品質データを細かい単位で把握して解析することで問題を特定し、積極的に対策を図ることで通信品質を向上。また、ネットワークのさまざまな問題をAIで早期検知・分析し、短期間で対策を図るサイクルを実行。
  • AI人材育成のために、AI関連の学習コンテンツを体系化した研修プログラム「AI Campus from SBU Tech」を2021年から展開。現在20コースのプログラムを提供中。日本ディープラーニング協会が実施する資格試験の学習支援や、外部の有識者による講演会などを実施。
[注]
  1. ソフトバンクグループ株式会社が主催

ソフトバンクは、AIと共存する社会に向け、「次世代社会インフラ」の構築に取り組んでいます。国産の大規模言語モデル(LLM)やAI-RANの開発、量子コンピューターを活用した通信技術の研究や、空からのネットワークを構築するNTN(非地上系ネットワーク)など、さまざまなテクノロジーの開発・実装を進めています。「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、テクノロジーの高度化と利活用を徹底的に推進し、社会のさまざまな課題を解決しながら人類と社会に貢献していきます。

「日経Smart Work大賞2025」テクノロジー活用力部門賞のロゴマーク

参考:スマートワークに関する主な取り組み