プレスリリース 2019年

聴覚障がい者がプレーする「デフバスケットボール」の
指導における「スマートコーチ」の活用について

~パラスポーツで初めてオンラインレッスンプラットフォーム
「スマートコーチ」を活用~

2019年1月28日
特定非営利活動法人日本デフバスケットボール協会
ソフトバンク株式会社

特定非営利活動法人日本デフバスケットボール協会(所在地:名古屋市、理事長:藤岡 美鈴、以下「JDBA」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、「第5回デフバスケットボール世界選手権」(開催日:2019年6月27日~7月6日、開催地:ポーランド・ルブリン)に向けて、日本代表チームの強化を図るために「スマートコーチ」を活用したオンラインレッスンを、2019年2月から試験導入します。

聴覚障がい者によるバスケットボール「デフバスケットボール」の日本代表チームは、全国各地のチームで活動する代表選手に良質な指導を継続的に行えない、手話などで適正なコミュニケーションができる指導者が少ないことなどの課題を解決するために、新たなコーチングシステムおよびコミュニケーションツールとして、動画やテキストで指導ができる「スマートコーチ」を活用します。デフバスケットボールの日本代表監督は、「スマートコーチ」を通して全国の日本代表選手に課題動画などを配信し、選手がスマートフォンなどで撮影してアップロードした自身の競技中の動画に対し、動作の改善点などをテキストや図形、手話動画などでフィードバックを行います。

ソフトバンクは、JDBAに「スマートコーチ」を無償で提供します。ソフトバンクが「スマートコーチ」をパラスポーツに提供するのは今回が初めてとなります。両者はこの取り組みを通して、時間や場所、コミュニケーション手段の制約を超えた継続的なスポーツ指導を目指します。

<取り組みイメージ>

取り組みイメージ

デフバスケットボールについて

デフバスケットボールは聴覚障がい者によるバスケットボールのことで、競技中の足音、ボールが跳ねる音、味方や監督の声などが聴こえにくい、もしくは全く聴こえない選手が競技を行います。選手たちへの特別な措置として、JDBA主催の大会では、試合中にコートの対角にフラッグマンを配置して、審判やテーブル・オフィシャルズ(係員)が鳴らすブザーの音と同時に目立った色の旗を振ることで、視覚的に状況を判断できるように情報保障を行っています。デフバスケットボール世界選手権は、国際デフバスケットボール連盟(DIBF)主催の世界大会で、4年に一度に開催されています。

「スマートコーチ」について

スマートフォンやタブレットを通して、元プロスポーツ選手やアスリートなど知識や経験が豊富な専門コーチから、オンラインでプライベートレッスンを受けることができるソフトバンクのサービスです。自分の練習動画をコーチへ送ると、コーチがテキストや音声で動画を添削します。2015年9月から提供を開始し、サッカー、野球、バスケットボール、陸上競技、スキー、バレーボール、ボクシング、ダンスなどのオンラインレッスンの実績があります。

[注]
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。