プレスリリース 2019年

ソフトバンク、RPAソリューション
「Automation Anywhere Enterprise」を販売開始

~90カ国以上、3,100社以上の導入実績を持つRPAソリューションで、
企業の働き方改革の推進をサポート~

2019年10月15日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、法人のお客さま向けに、Automation Anywhere, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:ミヒール・シュクラ、以下「Automation Anywhere」)が提供するRPAソリューション「Automation Anywhere Enterprise(オートメーション・エニウェア・エンタープライズ)」の販売を、2019年10月から開始しました。これによりソフトバンクは、2017年11月から提供している現場部門主導のスピーディーな導入に適した「SynchRoid(シンクロイド)」と、IT部門主導の大規模導入に適した「Automation Anywhere Enterprise」の二つのRPAソリューションを用意し、お客さまのニーズに合わせて最適なRPAソリューションを提供します。

「Automation Anywhere Enterprise」は、現在90カ国・地域以上、3,100社以上で導入されており、合計150万以上のロボットが稼働しているRPAソリューションです※1。また、提供元であるAutomation Anywhereは、RPAソフトウエアプロバイダー上位5社の売上高において北米で1位であることが、Gartner社Market Share Analysis: Robotic Process Automation, Worldwide, 2018の中で報告されています※2。一般的なRPAの適用範囲は、単純なパソコン作業などの定型業務が中心ですが、「Automation Anywhere Enterprise」は、AI(人工知能)やアナリティクス機能を搭載することで、非定型業務も含めた幅広い業務を自動化できる点が特長です。業務の自動化により、社員をよりクリエーティブな業務に従事させることが可能になり、生産性や社員満足度向上に貢献して企業の働き方改革推進をサポートします。また、複雑な開発も可能なインターフェースや高度な管理機能、堅牢なセキュリティーなどを兼ね備えており、企業のIT部門が主導する全社的なRPA導入に適しています。

1. 「Automation Anywhere Enterprise」の特長

(1)RPA対象業務を大幅に拡大

AIを搭載することで、定型化されていないデータを認識・整理してRPAで扱うことが可能になります。また、多数のソフトウエアやアプリケーションと連携可能なため、幅広い業務を自動化の対象とすることが可能です。人が実施していた作業やプロセスをRPAに代行させることで、大幅な効率化や業務改革が期待できます。

(2)ロボット管理機能を標準搭載

管理サーバーライセンス「Control Room(コントロールルーム)」を標準搭載し、あらかじめ設定した時刻に自動でロボットを起動させる「スケジュール起動」機能や、ユーザー権限の管理、ログの記録など、網羅的な管理機能を備えています。

(3)ロボット開発が容易

アプリケーションの挙動やマウス操作を録画することで操作を記憶する「レコーディング機能」と、操作に必要なコマンドを選択して詳細を設定する「コマンド作成機能」の二つの機能を備えています。プログラミング知識がなくても容易にロボット開発が可能です。

レコーディング機能を使ったロボット開発のイメージ

検索ワードの入力やクリック操作などを記録し、各操作をコマンドとして自動的に出力します。

レコーディング機能を使ったロボット開発のイメージ

(4)堅牢なセキュリティー設計

NIST SP800シリーズ※3に準拠し、Veracode Level 5※4を取得するなど、堅牢なセキュリティー設計となっています。

2. 販売パッケージプランおよびオプションサービス

「Automation Anywhere Enterprise」は、RPAのロボットの管理、開発、実行をそれぞれ行う三つのライセンスにより構成されています。ソフトバンクは、お客さまのニーズに合わせて2種類のパッケージプランを用意します。「エントリーパック」は、まず試験導入し、段階的に導入規模の拡大を検討するお客さまに適しており、「エンタープライズパック」は、導入規模の拡大や、全社導入を検討するお客さまに適したプランです。

販売パッケージプランおよびライセンス数

販売パッケージ
プラン
管理サーバーライセンス
(「Control Room」)
開発ライセンス
(「Bot Creator」)
実行ライセンス
(「Bot Runner」)
「エントリーパック」 1 3 1
「エンタープライズ
パック」
3 10 5
[注]
  1. 表内の数字は各パッケージに含まれるライセンス数です。
  2. 各ライセンスは追加購入が可能です。

オプションサービス

RPAのスムーズな導入を支援する各種オプションサービスを用意します。お客さまへの豊富なRPA販売実績や、自社でRPAを導入して得た知見を生かし、お客さまのRPA導入効果の最大化をサポートします。

開発スキルトレーニング 初めてのお客さまでもスムーズにロボット開発に取り組めるよう、基本的な開発手順を学ぶ集合研修を行います。
初期設定サービス エンジニアがAutomation Anywhere Enterpriseの初期設定を代行し、管理・運用機能について説明します。
開発支援サービス お客さまが指定する場所へエンジニアを派遣して、お客さまのロボット開発を支援します。
プレミアムサポート リモートデスクトップツールを用いて、お客さまのパソコン画面を遠隔で確認しながらサポートを行います。

ソフトバンクは今後、「SynchRoid」と「Automation Anywhere Enterprise」の二つのRPAソリューションをラインアップし、AI-OCRや機械学習などのAI関連ツールを組み合わせて提供することで、テクノロジーの力でお客さまの働き方改革を支援していきます。

また、ソフトバンクの社内では、RPAやAIなどのテクノロジーを活用し、約4,000人分の業務時間を創出して新規事業領域に人材再配置する「デジタルワーカー4000プロジェクト」を推進しており、その中で「Automation Anywhere Enterprise」のソリューションも積極的に活用しています。

お客さまからの「Automation Anywhere Enterprise」に関する問い合わせ先

https://www.softbank.jp/biz/rpa/automationanywhere/

[注]
  1. ※1
    各数値はAutomation Anywhere, Inc.調べ。(2019年10月2日時点)
  2. ※2
    ガートナー「Market Share Analysis: Robotic Process Automation, Worldwide, 2018」(著者:Bindi Bhullar, Fabrizio Biscotti, Derek Miers, Cathy Tornbohm、発行日:2019年5月18日)調べ。
  3. ※3
    NIST(National Institute of Standards and Technology:米国国立標準技術研究所)が発表する情報セキュリティーに関するさまざまな規格やガイドラインです。セキュリティーマネジメント、リスクマネジメント、セキュリティー技術、セキュリティーの対策状況を評価する指標、セキュリティー教育、インシデント対応など、セキュリティーに関して幅広く網羅した内容となっています。
  4. ※4
    「Veracode」は、ウェブアプリケーションのぜい弱性を診断するクラウドベースのテストソリューションで、アプリケーションのぜい弱性の度合いを5段階のセキュリティーレベルで評価します。Level 5は最もセキュリティーレベルが高いことを指します。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。