プレスリリース 2021年

高精度測位サービス「ichimill」で利用する
ソフトバンクの独自基準点が民間等電子基準点に登録

~ICT施工での活用に向けて、今秋をめどに全国3,300カ所以上の独自基準点の登録を目指す~

2021年6月30日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、GNSS※1の信号を利用したRTK測位※2により高精度な測位が可能なサービス「ichimill(イチミル)」で利用している独自基準点が、国土地理院が制定する民間等電子基準点として登録されましたのでお知らせします。ソフトバンクは、GNSSの信号を受信する固定局として全国3,300カ所以上に独自基準点を設置しており、民間等電子基準点の登録申請を順次進めています。このたび、まず1拠点(兵庫県洲本市)が民間等電子基準点(A級)として登録されました。なお、民間等電子基準点のA級として登録されるのは、民間企業で初となります。

今後は、2021年の秋をめどに、全国3,300カ所以上の独自基準点が民間等電子基準点に登録されることを目指して申請を進めます。民間等電子基準点として登録されることで、建設工事の生産工程における建設機械の自動制御といったICT施工※3での活用が可能になるため、建設・土木工事を担う企業向けに、「ichimill」をICT施工に活用していただくためのサービス体制を整備していきます。これにより、全国のほとんどの建設現場で、「ichimill」による誤差数センチメートルの高精度な位置情報をICT施工に活用できるようになります。ソフトバンクは、「ichimill」の提供を通して、建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していきます。

民間等電子基準点の登録制度について

国土地理院は、全国約1,300カ所の電子基準点を運用しており、その観測データは測量や地殻変動の監視、測位サービスなどに活用されています。近年、ソフトバンクをはじめ民間企業などが独自に基準点を設置していることから、国土地理院は信頼性の高い測位サービスを安定的に利用できる環境の確保などを目的に、民間企業などの基準点の性能を評価し、級別(A~C級)に登録する制度※4を2020年4月から開始しました。設置環境の条件やGNSS受信機の性能、GNSSの観測データの品質や測位の性能など、国土地理院が定める基準を満たした基準点が、民間等電子基準点として登録されます。また、従来ICT施工に必要な位置情報の取得に活用できる基準点は、国土地理院が保有するものに限られていましたが、この制度の開始に伴って、国土地理院に登録された民間等電子基準点もICT施工に活用できることになりました。

高精度測位サービス「ichimill」の詳細は、こちらをご覧ください。

[注]
  1. ※1
    GNSS(Global Navigation Satellite System)とは、QZSS(準天頂衛星システム)やGPS、GLONASS、Galileoなどの衛星測位システムの総称。
  2. ※2
    RTK(Real Time Kinematic)測位とは、固定局と移動局の二つの受信機を利用し、リアルタイムに2点間で情報をやりとりすることで、高精度な測位を可能にする手法のこと。
  3. ※3
    ICT(情報通信技術)施工とは、国土交通省が推進する「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の三つの柱の一つである「ICTの全面的な活用(ICT土工)」に関連して、建設工事の調査・設計・施工・監督・検査・維持管理といった生産工程において、ICTを使って各工程から得られる電子情報を活用して高効率・高精度の施工を行い、さらに施工の工程で得られた電子情報を他の工程にも活用することで、建設工事における生産性の向上や品質の確保などを図る施策・システムのこと。
  4. ※4
    参考:国土地理院「民間等電子基準点の性能基準及び登録要領」(2019年10月4日制定、2021年4月19日改正)
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
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ソフトバンクの研究開発

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