プレスリリース 2024年

「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」で
セキュリティを強化する
シングルサインオン機能などを提供開始

~Oktaと独占契約を締結し、企業のSaaSへの安全かつ柔軟なアクセス環境を構築~

2024年2月16日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、アイデンティティ管理のリーディングカンパニーであるOkta, Inc.(以下「Okta」)と、マルチテナント型マネージドサービスプロバイダー(MSP)パートナーの日本国内における2年間の独占契約を、世界で初めて締結しました。これにより、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスを一元管理できるソフトバンクの法人向けのサービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」(以下「BCDM」)に、Oktaのシングルサインオン(SSO)や多要素認証、ユーザー管理などの機能を実装し、2024年2月29日に申し込み受け付けを開始します。BCDMでは、一部のSaaS※1(Software as a Service)に対するシングルサインオン機能を追加費用なしで提供する他、お客さまのニーズに合わせて、「SSO無制限」「多要素認証」「多要素認証Pro」「ライフサイクル管理」の有償オプションを提供します。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に伴い、各種クラウドサービスの活用やテレワーク、ハイブリッドワークなどの新しい働き方が定着する中で、シャドーITと呼ばれるIT部門の許可のないSaaSの導入や私用デバイスの利用などによる情報漏えいリスクの懸念が高まっています。また、企業が導入するSaaSの数は日々増大し、運用工数の増加が喫緊の課題となっています。

これらの課題解決のため、ソフトバンクは、独自開発・提供しているBCDMにOktaのユーザー管理・多要素認証サービスなどの機能を連携させ、ゼロトラストセキュリティの重要な要素である認証・認可の強化を実現します。お客さまは、シャドーIT対策の一つとして導入することで、安価にセキュリティ強化と利便性の向上を実現できます。

ソフトバンクは、中堅・中小企業のお客さまのDX推進を重視しています。今回Oktaと連携することで、お客さまのさらなるクラウドの活用やセキュリティの向上に貢献します。

今回追加する機能の主な特長

1. シングルサインオン機能が追加費用なしで利用可能に

BCDMを契約することで、一部のSaaSに対するシングルサインオン機能が追加費用なしで利用できます。また、デバイス証明書によるパスワードレス認証が追加費用なしで利用できます。

2. 高度な多要素認証による強固なアクセス制御の実現

デバイス証明書やワンタイムパスワード、生体認証など、さまざまな多要素認証を提供します。私用デバイスからSaaSへのアクセスをデバイス証明書で制限したり、役職などでグループを分けた認証方式で設定したりするなど、重要な情報へのアクセスをより安全に実施できます。

3. 簡易な導入と運用を実現

BCDMの管理画面からデバイスやユーザー、認証ポリシーを一元管理でき、簡易な導入と運用が可能です。さらにライフサイクル管理により、ID登録・更新業務など企業内におけるSaaSの利用にかかる運用工数を大幅に削減することができます。

4. 万全のサポート体制で安心

24時間365日ヘルプデスクへのお問い合わせが可能です。さらに、初期設定でお困りのお客さまに向けて導入支援サービスを提供予定です。

利用イメージ

利用イメージ

Oktaからのコメント

Okta Japan株式会社の代表取締役社長である渡邉 崇氏は、次のように述べています。
「今回のBCDMの新サービス展開に当たって、ソフトバンクがOktaを選択してくださったことを大変うれしく思います。ソフトバンクはすでにBCDMで、中堅・中小企業のお客さま市場における大規模な顧客基盤を持っています。BCDMを通して、Oktaのアイデンティティ管理ソリューションの機能を簡単に、より多くのお客さまにご提供できることは、Oktaの国内展開におけるゲームチェンジャーとなります。ソフトバンクと協力しながら、お客さまの課題解決に貢献していきます」

Oktaについて

Oktaは、独立系アイデンティティ管理のリーディングカンパニーとして、あらゆる人があらゆる場所で、あらゆるデバイスやアプリケーションで、あらゆるテクノロジーを安全に利用できるようにします。お客さまは、Oktaを信頼して安全なアクセス、認証、自動化を実現しています。OktaのWorkforce Identity CloudとCustomer Identity Cloudの中核には柔軟性と中立性があり、ビジネスリーダーや開発者はカスタマイズ可能なソリューションと7,000以上のアプリケーションとの事前統合により、イノベーションに集中し、デジタル変革を加速させることができます。私たちは、アイデンティティがお客さまのものである世界を構築しています。詳しくはこちらをご覧ください。

「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」について

現在、約1万6千社の企業で、約240万のデバイスに「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」(BCDM)が導入されています。BCDMはマルチOS対応で、ポリシーやアプリケーション配信時の状況確認などの管理サイトを提供し、より簡便なデバイス管理を実現しています。サービスの詳細およびお客さまからの問い合わせ先は、こちらをご覧ください。

[注]
  1. ※1
    Google Workspace、Zoom、LINE WORKS、PrimeDriveおよびBCDMを対象に、シングルサインオン連携が可能です。BCDM自体もシングルサインオン連携の対象となり、管理画面へ簡易にログインできるようになります。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。