プレスリリース 2025年
軽量・強靭な「ポリマテリアル®」を用いた
敷板を開発
~基地局工事や災害復旧現場で活用、作業時間を約半分に削減して環境負荷を低減~
2025年12月24日
NEXTWAY株式会社
ソフトバンク株式会社
NEXTWAY株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:竹本直文、以下「NEXTWAY」)は、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川潤一、以下「ソフトバンク」)の協力の下、軽量でありながら高い強度を持つ複合素材「ポリマテリアル®」※1を用いた敷板(以下「本敷板」)を開発しました。「ポリマテリアル®」を用いた敷板を開発したのは、国内で初めてです※2。本敷板は、工事現場などで一般的に使用されている鉄製の敷板に代わる次世代型の敷板として、作業者の負担軽減や作業効率の向上、環境負荷の低減に貢献します。ソフトバンクは、携帯電話基地局の建設現場や災害時の復旧活動などで、本敷板の活用を推進していきます。
- [注]
-
-
※1
NEXTWAYが独自開発した複合素材。芯材となる素材に特殊塗料を塗布することで、軽量でありながら高強度・高耐候性・高成形性を実現。
-
※2
2025年12月24日現在の公開情報に基づく(NEXTWAY調べ)
-
※1
背景
建設・工事現場や災害復旧現場では、重機などの搬入路の確保や軟弱地の足場を確保するために、鉄製の敷板を使用することが多く、敷板の運搬・設置・撤去に重機が必要であり、作業効率の悪さや環境負荷が課題となっていました。NEXTWAYは、独自開発の新素材「ポリマテリアル®」に着目し、ソフトバンクの協力の下、高強度・軽量・耐候性・耐衝撃性を兼ね備えた本敷板の開発に成功しました。
本敷板の特長
-
- 1人でも容易に運搬・設置・撤去が可能
-
1枚当たり21kg(1,804×604×厚さ24mm)という、一般的な鉄製の敷板(1枚当たり802kg、3,048×1,524×厚さ22mm)と比較して圧倒的な軽量化を実現したことにより、クレーンなどの重機が不要で、1人でも容易に持ち運びできます。これにより、作業時間を約半分に削減でき※3、作業者の負担軽減や作業効率の向上につながります。
- [注]
-
-
※3
作業員4人で100m²に本敷板と鉄製の敷板をそれぞれ敷くと仮定した場合の、作業時間の比較(NEXTWAY調べ)
-
※3
-
- 輸送コスト・CO2排出量を削減
-
軽量化により※4、1回当たりの輸送枚数を増やせるため、輸送効率が向上します。これにより、輸送トラックの台数削減や小型化が可能となり、建設・工事現場におけるコスト削減や環境負荷の軽減につながります※5。
- [注]
-
-
※4
本敷板の比重は、一般的な鉄製の敷板の約10分の1(NEXTWAY調べ)
-
※5
100m²に本敷板と鉄製の敷板をそれぞれ敷くと仮定した場合の、トラックの台数の比較(NEXTWAY調べ)
-
※4
-
- 新素材による耐久性とデザイン性
-
「ポリマテリアル®」は高い耐候性と耐衝撃性を備え、長期使用にも耐える構造です。さらに、鉄製の敷板では困難だったカラーリングが可能となり、現場環境との調和や圧迫感の軽減にも寄与します。
各社の役割
NEXTWAY:本敷板の開発主体、製品の提供
ソフトバンク:開発コンセプトの策定支援、製品の導入
今後の展開
NEXTWAYは、ソフトバンクでの現場導入の結果などを踏まえて、今後、建設・災害対応・イベント設営など多分野への展開を進めていきます。ソフトバンクは、本敷板の活用を推進することで、作業員の負担軽減や作業効率の向上、環境負荷の低減を図り、持続可能な通信インフラの構築を目指します。
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。