障がい児の学習・生活支援を行う
「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」協力校決定~特別支援学校・特別支援学級および通常学級など
69校に携帯情報端末合計180台を貸し出し~
2015年4月15日
東京大学先端科学技術研究センター
ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社エデュアス
東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:西村 幸夫)、ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙)、ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 宏明)は、携帯情報端末を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」※2の協力校69校を決定しました。ご協力いただく特別支援学校・特別支援学級および通常学級などに所属する児童・生徒・学生と教員を2人1組にした73組に、2015年4月から2016年3月末までの1年間、計180台のスマートフォンやタブレット端末を無償で貸し出し、学習や生活の場で活用いただきます。
本プロジェクトは、携帯情報端末を校内での学習の場や、校外での家族とのコミュニケーションなど、生活の場でご活用いただき、その具体的な事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年から東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが行ってきた、一連の「魔法のプロジェクト」※3を発展させたもので、今年度は初めてWindows OSタブレットを導入し、生徒個々の特性に合わせた支援を強化します。「魔法の宿題」というプロジェクト名称には、全ての生徒に同じ「宿題」を与えるのではなく、生徒の特性や能力に合わせたデバイスをそれぞれに合った方法で、学習・生活支援の道具として活用いただくことで、障がいのある生徒にできることの幅を広げてほしいという願いが込められています。
今後は、地域ごとのセミナーなどの啓発活動を通じて、携帯情報端末の具体的な事例などを紹介する予定です。また、専用動画サイト「魔法チャンネル」で、これまでのセミナーの様子や、過去の事例などを紹介しています。
魔法のプロジェクトチャンネル(YouTube)
「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」ご協力校
ご応募いただいた特別支援学校・特別支援学級および通常学級などから、本プロジェクトの事務局が選考した以下の69校に所属する生徒と教員を2人1組にした73組の方々にご協力いただきます。
北海道 | 岩見沢市立明成中学校 |
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青森県 | 青森県立青森若葉養護学校、青森県立浪岡養護学校、八戸市立桔梗野小学校 |
秋田県 | 秋田県立秋田きらり支援学校 |
福島県 | 福島県立須賀川養護学校、福島県立平養護学校 |
茨城県 | 茨城県立下妻特別支援学校、茨城県立勝田特別支援学校 |
栃木県 | 栃木県立のざわ特別支援学校、栃木県立足利特別支援学校 |
埼玉県 | さいたま市立さくら草特別支援学校、さいたま市立ひまわり特別支援学校、埼玉県立所沢特別支援学校 |
千葉県 | 千葉県立東金特別支援学校、千葉県立野田特別支援学校、千葉市立養護学校 |
東京都 | 狛江市立緑野小学校、世田谷区立桜小学校、世田谷区立希望丘小学校、筑波大学附属桐が丘特別支援学校、中央区立有馬小学校、東京学芸大学附属特別支援学校、町田市立本町田東小学校、東京都立光明特別支援学校、東京都立八王子東特別支援学校 |
神奈川県 | 横浜市立中村特別支援学校、横浜市立東俣野特別支援学校、神奈川県立相模原中央支援学校、川崎市立川中島小学校 |
福井県 | 勝山市立成器西小学校、福井県立福井東特別支援学校 |
長野県 | 長野県稲荷山養護学校、長野県飯山養護学校、長野県長野市立南部小学校 |
岐阜県 | 岐阜県立岐阜希望が丘特別支援学校、岐阜県立岐阜盲学校、岐阜県立長良特別支援学校 |
三重県 | 三重県四日市市立保々小学校 |
京都府 | 京都市立桃陽総合支援学校 |
大阪府 | 大阪府立岸和田支援学校、大阪府立寝屋川支援学校、大阪府立東大阪支援学校、大阪府立和泉支援学校、東大阪市立花園北小学校、桃山学院大学 |
兵庫県 | 社会福祉法人 光朔会 オリンピア住吉 |
和歌山県 | 和歌山県立みくまの支援学校 |
島根県 | 松江市立意東小学校 |
広島県 | 広島市立広島特別支援学校 |
山口県 | 山口県立周南総合支援学校 |
香川県 | 香川県立高松養護学校、香川県立善通寺養護学校 |
高知県 | 高知県立中村特別支援学校、高知県立高知若草養護学校 |
福岡県 | 福岡市立福岡中央特別支援学校 |
熊本県 | 熊本市立五福小学校 |
佐賀県 | 佐賀県立唐津特別支援学校、武雄市立西川登小学校 |
大分県 | 大分県立臼杵支援学校、大分県立別府支援学校、大分県立大分支援学校、大分県立日田支援学校 |
鹿児島県 | 鹿屋市立寿小学校、鹿児島県立鹿屋養護学校 |
沖縄県 | 沖縄県立鏡が丘特別支援学校、沖縄県立島尻特別支援学校、沖縄県立那覇特別支援学校、沖縄県立泡瀬特別支援学校 |
東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンクモバイルおよびエデュアスは、今後も携帯電話やタブレット端末をはじめとした携帯情報端末の活用により、障がい児の社会参加の機会促進を目指していきます。
- [注]
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- ※1認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいを含みます。
- ※2「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」の開始については、2015年1月21日にプレスリリースを実施しています。
- ※3携帯電話を活用した障がい児の学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」(2009年度実施)、iPadを活用した障がい児の学習支援「魔法のふでばこプロジェクト」(2011年度実施)、支援を学習の場だけでなく生活の場に広げた「魔法のじゅうたんプロジェクト」(2012年度実施)、これらのプロジェクトの集大成として行った「魔法のランププロジェクト」(2013年度実施)、特別支援学校・特別支援学級の障がい児に加え、初めて通常学級の発達障がい児も対象にした「魔法のプロジェクト2014 ~魔法のワンド~」(2014年度実施)。
- ※1
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- Windowsは、Microsoft Windows operating systemの略称として表記しています。
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