プレスリリース 2024年
Cubic Telecom株式の取得に係る
国際協力銀行との限度貸付契約および国内金融機関4行が
参加するシンジケートローン契約を締結
2024年5月9日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、アイルランドのCubic Telecom Ltd.(キュービックテレコム、本社:アイルランド共和国ダブリン、以下「Cubic Telecom」)の株式取得資金について、株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)との限度貸付契約および国内金融機関4行が参加するシンジケートローン契約を2024年5月9日と8日にそれぞれ締結しました。両契約に基づく借入総額は760億円です。なお、ソフトバンクがJBICから融資を受けるのは初めてです。
ソフトバンクは、Cubic Telecomの株式51%(希薄化後)を約4億7,300万ユーロ(約761億円※1)で取得し、同社を子会社化しました※2。この取得資金として、JBICとの限度貸付契約に基づき380億円を、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行および三井住友信託銀行株式会社の4行が参加するシンジケートローン契約に基づき380億円をそれぞれ借り入れ、合計760億円の資金調達を行う予定です。
Cubic Telecomは、アイルランドを拠点にコネクテッドカーおよびSDCV(Software Defined Connected Vehicles)※3向けにIoTプラットフォームをグローバルに展開する企業です。ソフトバンクは、「Beyond Japan」の事業方針の下、急成長するIoT通信領域のグローバル市場に本格参入し、Cubic TelecomのグローバルIoTプラットフォームビジネスのさらなる成長を図っていきます。今回の融資は、ソフトバンクの海外における事業拡大や新たな事業展開が日本の産業の国際競争力の維持および向上に貢献するものとしてJBICに認められたため、実現しました※4。
ソフトバンクは今後「Beyond Japan」の取り組みをさらに加速し、革新的なグローバルサービスの提供と企業価値の向上を目指していきます。
契約の概要
JBICとの 限度貸付契約 |
シンジケート ローン契約 |
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借入額 | 380億円 | 380億円 |
契約締結日 | 2024年5月9日 | 2024年5月8日 |
参加 金融機関 |
株式会社国際協力銀行 | 株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行株式会社 |
- [注]
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- ※1株式取得資金の支払い時のレートである1ユーロ=160.79円で換算しています。
- ※2詳細は2023年12月5日付のプレスリリース「ソフトバンクがCubic Telecomへ出資してコネクテッドカーおよびSDV向けに世界最大級のIoTプラットフォームを構築」および2024年4月26日付のプレスリリース「Cubic Telecomの子会社化を完了」をご覧ください。
- ※3主にインターネットに接続されたソフトウエアを通じて機能を更新することができる車両のこと。Cubic TelecomのIoTプラットフォームは、製造時に車両に組み込まれるため、自動車メーカーはソフトウエア定義型の技術を活用することができます。
- ※4詳細は、JBICの2024年5月9日付のプレスリリース「ソフトバンク株式会社によるアイルランド共和国法人Cubic Telecom Ltd. の買収資金を融資」をご覧ください。
- ※1
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。