プレスリリース 2025年

国内初、5GサービスでHPUEを導入開始

~端末の高出力化により、上り通信の安定とサービスエリアの拡大へ~

2025年4月22日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、このたび5G(第5世代移動通信システム)※1サービス※2におけるHPUE(High Power User Equipment)の導入を、国内で初めて※3開始しましたのでお知らせします。

[注]
  1. ※1
    高速大容量5G(新周波数)は、限定されたエリアで提供しています。詳しくはサービスエリアマップをご覧ください。
  2. ※2
    対応周波数:3.4GHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯
  3. ※3
    2025年4月22日現在の公開情報に基づく(ソフトバンク調べ)

HPUEは、ホームルーターやスマートフォンなどの端末の送信電力を高出力化する技術で、基地局から離れた場所でも安定した上り通信を実現し、サービスエリアの拡大につながります。ソフトバンクは、ホームルーター「Airターミナル6」を対象に、2025年4月中旬から順次ソフトウエアアップデートによりHPUEを導入し※4、最大送信電力を23dBm(200mW)から26~29dBm(400~800mW)※5に向上させています。これにより、サービスエリアの端など、電波が届きにくい場所でも、より安定した上り通信を利用することが可能になります。

5Gサービスで利用される高周波数帯の電波は、高速・大容量通信が可能な一方で、空間や遮蔽物による減衰が大きいため、基地局から離れた場所などでは上り通信が不安定になったり、通信速度が遅くなったりするなどの課題がありました。こうした課題を受けて、上り通信の安定性の向上や効率的なサービスエリア展開を目的に、2024年9月に電波関連法令の整備が行われ※6、5Gサービスにおいて端末を高出力化するHPUEの導入が可能になりました。これを受けて、ソフトバンクは、まず「Airターミナル6」でHPUEを導入し、スマートフォンやタブレットなどにも拡大する予定です※7

今後もソフトバンクは、最新技術を活用した5Gサービスにおけるさらなる通信品質の向上を目指し、お客さまの満足度向上に向けた取り組みを進めていきます。

[注]
  1. ※4
    ソフトウエアアップデートは自動で行われますので、お客さま側での作業などは必要ありません。
  2. ※5
    端末の最大送信電力は基地局ごとの設定により異なります。
  3. ※6
    2024年9月30日付 電波法施行規則等を改正する省令
  4. ※7
    (2025年5月19日追記)2025年6月5日に発売予定の「Xperia 1 VII」から、順次導入を開始します。
国内初、5GサービスでHPUEを導入開始
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