障がい児の学習・生活支援を行う
「魔法のプロジェクト2017 ~魔法の言葉~」協力校決定~特別支援学校など54校にタブレットやロボットを合計158台貸し出し~
2017年4月18日
東京大学先端科学技術研究センター
ソフトバンク株式会社
株式会社エデュアス
東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:神崎 亮平)、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙)、ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 宏明)は、携帯情報端末を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2017 ~魔法の言葉~」※2の協力校54校を決定しました。ご協力いただく特別支援学校、特別支援学級および通常学級に所属する児童・生徒などと教員・特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学生・大学院生を2人1組にした66組に、2017年4月から2018年3月末までの1年間、計158台のスマートフォンやタブレット、ロボットを無償で貸し出し、学習や生活の場で活用いただきます。
本プロジェクトは、携帯情報端末を校内での学習の場や、校外での家族とのコミュニケーションなど、生活の場でご活用いただき、その具体的な事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年から東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが行ってきた一連の「魔法のプロジェクト」※3を発展させたもので、今年度は初めて、人型ロボット「Pepper」を貸し出し※4、これまでのスマートフォン、タブレットと組み合わせることで、児童・生徒の特性に合わせた支援を強化します。
今後は、地域ごとのセミナーなどの啓発活動を通じて、携帯情報端末の具体的な事例などを紹介する予定です。また、専用動画サイト「魔法チャンネル」で、これまでのセミナーの様子や、過去の事例などを紹介しています。
専用動画サイト「魔法チャンネル」
「魔法のプロジェクト2017 ~魔法の言葉~」協力校
ご応募いただいた特別支援学校、特別支援学級および通常学級や特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学・大学院などから、本プロジェクトの事務局が選考した以下54校(障がい児と教員または臨床研究を行う大学生または大学院生を2人1組にした66組)にご協力いただきます。
北海道 | 北海道岩見沢高等養護学校 |
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青森県 | 青森県立青森聾学校 |
岩手県 | 盛岡市立米内小学校 |
宮城県 | 仙台市立高砂中学校 |
茨城県 | 茨城県立友部東特別支援学校、茨城県立勝田特別支援学校、茨城県知的障がい者サッカー連盟 |
栃木県 | 栃木県立足利特別支援学校 |
群馬県 | 群馬県太田市立尾島小学校 |
千葉県 | 柏市立柏第六小学校、植草学園大学発達教育学部 |
東京都 | 府中市立府中第三小学校、町田市立本町田東小学校、東京都立南花畑特別支援学校、葛飾区立住吉小学校、狛江市立緑野小学校、東京学芸大学附属特別支援学校、目黒区立五本木小学校、東京都立八王子東特別支援学校 |
神奈川県 | 神奈川県立相模原中央支援学校、川崎市総合教育センター塚越相談室、神奈川県立中原養護学校 |
富山県 | 富山大学人間発達科学部附属特別支援学校 |
石川県 | 石川県立いしかわ特別支援学校 |
福井県 | 福井県立福井東特別支援学校 |
長野県 | 長野県稲荷山養護学校 |
岐阜県 | 中津川市立蛭川中学校 |
静岡県 | 伊豆の国市立大仁中学校 |
三重県 | 三重県立かがやき特別支援学校草の実分校 |
京都府 | 京都市立桃陽総合支援学校 |
大阪府 | 大阪府立寝屋川支援学校、大阪府立東大阪支援学校、東大阪市立花園北小学校 |
島根県 | 松江市立意東小学校 |
広島県 | 広島市立広島特別支援学校 |
山口県 | 山口県立周南総合支援学校 |
香川県 | 香川県立高松養護学校、香川県立善通寺養護学校、香川県立小豆島中央高等学校 |
愛媛県 | 愛媛大学大学院教育学研究科特別支援教育専攻 |
福岡県 | 北九州市立小倉総合特別支援学校、門司総合特別支援学校 |
佐賀県 | 武雄市立北方小学校、佐賀大学教育学部附属特別支援学校 |
熊本県 | 熊本市立楡木小学校 |
大分県 | 大分県立別府支援学校、大分県立日田支援学校、大分県立由布支援学校、大分県立別府支援学校鶴見校、大分県立臼杵支援学校 |
鹿児島県 | 鹿屋市立寿小学校 |
沖縄県 | 沖縄県立泡瀬特別支援学校、沖縄県立那覇特別支援学校、沖縄県立大平特別支援学校 |
東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンクおよびエデュアスは、今後もスマートフォンやタブレット、ロボットなどの活用により、障がい児の社会参加の機会促進を目指していきます。
- [注]
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- ※1認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。
- ※2「魔法のプロジェクト2017 ~魔法の言葉~」の開始については、2017年1月19日にプレスリリースを実施しています。
- ※3携帯電話を活用した障がい児の学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」(2009年度実施)、iPadを活用した障がい児の学習支援「魔法のふでばこプロジェクト」(2011年度実施)、支援を学習の場だけでなく生活の場に広げた「魔法のじゅうたんプロジェクト」(2012年度実施)、これらのプロジェクトの集大成として行った「魔法のランププロジェクト」(2013年度実施)、特別支援学校、特別支援学級の障がい児に加え、初めて通常学級の発達障がい児も対象にした「魔法のプロジェクト2014 ~魔法のワンド~」(2014年度実施)、個々の児童・生徒の特性に合わせた支援を強化した「魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~」(2015年度実施)、教員志望の学生や若手教員の育成を強化した「魔法のプロジェクト2016 ~魔法の種~」(2016年度実施)。
- ※4ソフトバンクグループ株式会社が実施する「Pepper 社会貢献プログラム」の一環として、社会課題解決支援のために本プロジェクトに無償貸与される人型ロボット「Pepper」を活用します。
- ※1
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