シニア世代への取り組み

シニア世代への取り組み シニア世代への取り組み

年齢問わず、心身共に健康で自分らしく快適に過ごせる社会をつくりたい。IoTやスマートロボット、自動運転技術などにより、シニア世代の方々が地域社会と直接的、間接的につながりを持ち続けられる社会づくりに貢献します。

自動運転技術を活用した
新しい移動手段を

地方の交通課題の解決
「自動運転BRT」

地方の交通課題の解決「自動運転BRT」

当社は、地域の関係団体などの計画的なまちづくりと連携し、持続可能な交通サービスを実現する取り組みを進めています。その一つが、安全・安定的かつ輸送力と速達性を持って柔軟に運行できる次世代モビリティサービスであり、異なる自動運転車両が隊列走行する「自動運転・隊列走行BRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)」の技術開発です。

西日本旅客鉄道株式会社と自動運転と隊列走行技術を用いたBRTの実証実験を、2021年10月から専用テストコース(滋賀県野洲市)で開始し、2020年代半ばを目途に、次世代モビリティサービスとして社会実装を進めています。

自動運転を活用した
持続可能な公共交通の
実現に取り組む

自動運転を活用した持続可能な公共交通の実現に取り組む

BOLDLY株式会社は、バス路線の廃止や運転手の不足などを背景に、全国各地における自動運転バスの導入支援や自動運転車両運行管理プラットフォーム「Dispatcher」の提供などを通して、自動運転を活用した便利で持続可能な移動サービスの実現に向けて取り組んでいます。

北海道の上士幌町では、自動運転バス「NAVYA ARMA」を1台導入し、2022年12月1日から定常運行を開始しています。2023年度中(予定)に自動運転レベル4での運行へ移行し、市街地でのレベル4の自動運転サービスの実用化を目指します。

[注]
  1. 移行当初は、信号がある交差点などはレベル2で運行します。

高齢者の使いやすい
商品開発を目指す

シンプルで分かりやすい操作性に配慮し、初めての人や、シニア世代でも簡単に安心して使えるスマートフォンを提供しています。

シンプルスマホ6

“ソフトバンク”が発売した「シンプルスマホ6」では大画面ディスプレーに大きなボタンや文字を表示するなど見やすさと使いやすさに加え、ボタンを押すだけで音声検索ができるため、道案内や乗り換え案内などをすぐに調べることができ、アクティブシニアの生活がより便利で豊かになるようサポートしています。

かんたんスマホ3

“ワイモバイル”の「かんたんスマホ3」は当社が仕様を定め、端末機メーカーに製造を委託している当社ブランドの商品です。シニア世代の方が必要とする操作性や機能などデジタルデバイド解消のため、既存の携帯電話からスマートフォンへの移行をためらっている利用者への支援と犯罪行為から高齢者を保護することを目的に開発されました。なお、「かんたんスマホ3」は優良防犯電話として全国防犯協会連合会から推奨端末として認定されています。

サービス 概要
押すだけサポート 端末の利用中に操作が分からなくなった場合、サポートボタンを押すだけで端末が状況を把握し発生中のトラブルを自己解決する機能を搭載しています。また無料専用相談窓口にも接続できます。
迷惑電話対策機能

オレオレ詐欺、振り込め詐欺やしつこいセールスなどの迷惑電話が掛かってきた場合、危険な電話であることを警告表示します。また、もし受電してしまった場合でも警告ガイダンスが相手と自分に流れ、音声を自動録音する機能を搭載しています。

[注]
  1. 迷惑電話対策機能の音声ガイダンスは、当社にて特許権取得済みです(特許第7117061号)。

IoT機器を駆使して
高齢者を見守る

「みまもりプラス-24」は、独居高齢者の見守りサービスとして、2022年4月1日より全国の自治体などに向けてサービスを開始しました。

従来の「緊急通報サービス」は、固定電話回線の設置が必要なことや屋外では利用できないなど多くの課題がありましたが「みまもりプラス-24」は、当社が提供する「キッズフォン」を使用した緊急通報システム、SB C&S株式会社が提供するIoTセンサーによる動作確認、株式会社あんしんサポートが運営するコンタクトセンターの組み合わせにより、高齢者の安全をもれなく見守ることが可能となりました。

[注]
  1. 本サービスは、あんしんサポートおよび社会貢献活動、IoT機器・回線を提供する当社、IoT機器(センサー)の法人向け商材・サービスを提供するSB C&S株式会社が事業連携し提供しています。
IoT機器を駆使して高齢者を見守る

スマートフォンを活用した
高齢者の見守り支援

オレンジセーフティネット

厚生労働省と関係府省庁が推進する認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)への協力として、全国キャラバン・メイト連絡協議会と連携し、スマホアプリを使って行方不明となった認知症高齢者の方を地域全体で早期発見するサービス「オレンジセーフティネット」を自治体向けに提供しています。

自治体と捜索協力者が一体となってリアルタイムに捜索状況などの情報共有を行うことで、行方不明者の早期発見を支援します。個人情報保護の観点から、家族などからの捜索協力依頼は、事前に自治体に承認された協力者がアプリ上で捜索に同意した際に初めて閲覧でき、捜索終了後は閲覧を自動で制限することで、必要な人が必要なときにのみ閲覧できるようになっています。

[注]
  1. 認知症サポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」を開催する、厚生労働省の外郭団体。
    https://www.caravanmate.com/

ウォーキングの習慣化で
フレイル対策をサポート

ウォーキングの習慣化でフレイル対策をサポート

当社は、高齢者の健康増進を目的にテクノロジーを活用したフレイル対策の取り組みを始めました。

フレイルとは、要介護状態と健康の間に位置し、身体や認知機能が低下した虚弱状態のことで、埼玉県のふじみ野市と鳥取県の江府町と連携し、2022年6月からウォーキングの習慣化を応援するスマホ向けの新アプリ「うごくま」を活用した実証実験を経て、2023年3月発売の「かんたんスマホ3」に「うごくま」を搭載し、お客さまのフレイル対策をサポートしています。